滋賀銀行・池田泉州HD、統合報道のあと初めての取引 両社「検討は事実、決定した事実はない」 総資産は合わせて14兆円超
経営統合に向けて調整していると23日(金)の取引終了後に報じられた滋賀銀行(8366)と池田泉州ホールディングス(8714)は、26日(月)が報道のあと初めての取引になる。両社は同じ日、「経営統合を検討していることは事実だが、現時点で具体的に決定した事実はない」と開示した。合わせた総資産は14兆円を超え、関西の地銀でいちばん大きくなる。
日向かなえ ・ 朝刊 05:33 ・ 2026年10月26日滋賀銀行の開示によると、報道は日本経済新聞の電子版で、同行が発表したものではない。そのうえで、池田泉州ホールディングスとの経営統合を検討していることは事実だが、具体的に決まったことはなく、開示すべき事項を決めたら速やかに公表するとした。池田泉州 HD も同じ趣旨を開示した。正式な発表は29日(木)にもと報じられている。
2社は4月17日に資本業務提携を結び、お互いの株を少しずつ持ち合うことを決めたばかりだった。決算短信の2026年3月末の連結総資産は、滋賀銀行が7兆6691億円、池田泉州 HD が6兆5960億円で、合わせると14兆2651億円になる。関西の地銀で最大の京都フィナンシャルグループ(11兆8257億円)を上回る。店の地域は、滋賀銀行が滋賀県を中心に京都・大阪、池田泉州銀行が大阪・兵庫と、あまり重ならない。
23日の株価は報道の前に下げていた。滋賀銀行は2481円(−3.58%)、池田泉州 HD は929円(−3.43%)で取引を終えた(株探・Yahoo!ファイナンス)。この日は日米の金利の低下を受けて、東証の銀行業が33業種で最も大きく下げ(−2.28%)、銀行株全体が売られていた(株探・財経新聞)。統合の報道に対する株価の反応は、26日が最初になる。
統合では、今の株が新しい会社の株何株分になるかという「統合比率」が株主にとって大事になる。総資産はほぼ互角だが、23日の時価総額では滋賀銀行が池田泉州 HD の2倍以上ある(2社の詳しい姿はヨリビケの25日の特集)。30日(金)には日銀の決定会合の結果が出る。金利の見通しは、銀行株全体の値動きを左右してきた。
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| 両社の開示(10/23) | 「経営統合を検討していることは事実だが、具体的に決定した事実はない」(滋賀銀行・池田泉州HD) |
|---|---|
| 総資産(2026年3月末・連結) | 滋賀銀行 7兆6,691億円/池田泉州HD 6兆5,960億円(各社の決算短信) |
| 合計の総資産 | 14兆2,651億円(ヨリビケ計算。報道では約14.2兆円=読売テレビ) |
| 関西の地銀の比較 | 京都フィナンシャルグループ 11兆8,257億円(2026年3月末・連結) |
| 10/23の終値 | 滋賀銀行 2,481円(−3.58%)/池田泉州HD 929円(−3.43%)(株探・Yahoo!ファイナンス) |
| 東証 銀行業(10/23) | −2.28%(33業種で最下位。株探・財経新聞) |
| これまでの経緯 | 4/17 資本業務提携 → 10/23 統合の報道と両社の開示 |
次に見るポイント
- 10/26(月)9:00 報道のあと最初の東証の取引:2社と関西のほかの地銀株の値動き
- 10/29(木)ごろ 正式発表の観測:統合の時期・持ち株会社の形・統合比率
- 10/30(金)日銀の決定会合の結果:金利の見通しと銀行株
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