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速報 | 米国株

テスラ株5.2%高、7月以来の高値 バークレイズが格上げ、理由にスペースX統合

米テスラの株価は米国時間26日(月)、前週末比5.21%高の391.62ドルで終えた。終値では7月15日以来の高さだ。英バークレイズのアナリストが投資判断を引き上げ、スペースXとの統合を理由の中心に挙げた。21日に伝えた両社の特別委員会の話の続報で、統合は正式には何も決まっていない。

神崎玲子 ・ 特集 11:48 ・ 2026年10月27日
動画:Bloomberg Television:スペースXとテスラの取締役会が統合を検討(10/21、特別委員会の報道) YouTube で見る

バークレイズのダン・レビー氏は26日、テスラの投資判断を「イコールウェイト(中立)」から「オーバーウェイト(強気)」に上げ、目標株価を370ドルから450ドルに引き上げた。450ドルは前週末23日の終値372.22ドルより約21%高い。テスラ株はこの日、一時397.27ドルまで上がり、売買高は約5300万株と前週末の約1.5倍に膨らんだ。

格上げの理由としてレビー氏が最初に挙げたのが、スペースXとの統合だ。マスク氏は20日のスペースXの決算説明会で、両社の取締役会がそれぞれ統合を話し合う特別委員会を設けたと明らかにしている。米インベスティング・ドットコムなどによると、レビー氏は統合を「テスラの強気シナリオの重要な柱」と位置づけ、議決権の仕組みからスペースXが株式交換でテスラを買う形がもっとも考えやすいとみる。その場合、テスラの株主には上乗せ(プレミアム)が付くとの見立てだ。一方で、承認には両社それぞれで議決権全体の過半数の賛成が要り、レビー氏自身も「高いハードル」としている。

統合以外の理由も挙げている。報道によると、レビー氏は車の事業が2年続いた減少から今年は増加に戻るとみており、2027年は運転支援ソフト(FSD)や上海工場からの輸出が上積みになるとしている。蓄電池の事業はデータセンター向けの需要で「2027年分がほぼ売り切れ」とし、出荷が5割を超えて伸びる可能性にも触れた。いずれもバークレイズの見方で、テスラの発表ではない。

動きは関連株で分かれた。統合で買い手側になるとみられるスペースX(SPCX)は0.40%安の146.90ドルと、ほぼ動かなかった。電気自動車のリビアンは3.38%安、ルーシッドは3.41%安で、テスラだけが買われた形だ。同じ日は米アンソロピックの上場書類の公開で半導体株が買われ、エヌビディアは2.39%高だった。

この先は、両社が統合について正式な発表や SEC への届け出をするかが焦点になる。契約が結ばれれば、条件(交換の比率)が開示され、両社の株主投票に進む。米国の金利を決める FOMC の結果は日本時間29日(木)午前3時に出る。テスラの年次株主総会は12月3日(米国時間)で、統合の議案は今のところ入っていない。

数字で見る

テスラ 終値(10/26)391.62ドル(+5.21%)
テスラ 前週末の終値(10/23)372.22ドル
テスラ 高値(10/26)397.27ドル
バークレイズの目標株価370ドル → 450ドル(10/23終値の約21%上)
スペースX 終値(10/26)146.90ドル(−0.40%)
リビアン/ルーシッド(10/26)−3.38%/−3.41%
エヌビディア(10/26)216.00ドル(+2.39%)
ヨリビケの見方ヨリビケが終値から計算すると、テスラの株価はスペースXの株価の約2.52倍(23日)から約2.67倍(26日)になり、1日で約5.6%広がった。統合が株式の交換で行われる場合、この倍率が交換の条件と比べられることになる。テスラ株は10月16日の終値354.72ドルから6営業日で10.4%上がったが、過去半年の最高値(5月13日の終値445.27ドル)にはまだ約12%届いていない。21日の特別委員会の話で386.47ドルまで上がった後、23日には372.22ドルまで戻しており、統合の話が出るたびに値動きが大きくなっている。

次に見るポイント

  • テスラ・スペースXの正式な発表と SEC への届け出(合併の契約・交換の比率)
  • 10月29日(木)午前3時(日本時間):FOMC の結果
  • 10月29日(木)〜30日(金)(日本時間):マイクロソフト・アルファベット・アマゾンなど巨大ITの決算と、AI投資の計画
  • 12月3日(米国時間):テスラの年次株主総会

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動画:CNBC Television:スペースXが決算で予想を上回り、マスク氏がテスラとの統合を示唆(10/21) YouTube で見る

出典

※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。

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