米10年債利回り5.00%(米財務省)、5%に戻る ドル円は156円台後半で横ばい
米財務省の公表値で、10年債の利回りは23日に5.00%と、22日の4.96%から0.04ポイント上がった。市場の終値は CNBC で4.999%と、5%ちょうど近辺。原油高で物価上昇への警戒が強まった。ドル円は日本時間24日早朝に156円台後半と、22日のNY市場の終わり(156円80銭前後)とほぼ同じ水準だった。
桐生レオン ・ 朝刊 05:31 ・ 2026年10月24日
米財務省の公表値で、23日の10年債利回りは5.00%、2年債は4.69%(22日4.65%)、30年債は5.33%(同5.29%)と、そろって上がった。CNBC によると、10年債は22日に約1か月ぶりに5%を下回ったが、1日で5%近くに戻った(財務省の値でも、22日の4.96%は9月22日以来の5%割れ)。
フィスコ(株探)によると、10月の米製造業PMI(速報値)とミシガン大学の消費者信頼感指数(確報値)が予想を上回ったことに加え、原油高で長期金利が上がり、ドルが買われた。ミシガン大の指数は48.0と速報値の46.3から上方修正され、9月(48.1)とほぼ同じだった(株探・CNBC)。1年先の予想物価上昇率は4.7%と9月から0.1ポイント上がった。
ドル円は、21日のNY市場では158円台で終えていたが、22日のNY市場で156円台後半まで円高が進み、23日はほぼその水準で推移した。東京市場の23日夕方(17時)は156円90銭台(日銀の市況を伝えた株探・Yahoo Finance)。NY市場では一時156円台前半まで円高が進んだ後、金利の上昇でドルが買い戻され、日本時間24日5時は156円83銭前後だった(CNBC・Yahoo Finance)。
米国の長期金利が5%前後にあると、借り入れで投資を広げる企業の負担は重くなる。株探(みんかぶ)は、AIに大きく投資する企業の社債の上乗せ金利が広がっていることを、市場が警戒する理由に挙げている。為替は、輸出企業(自動車・機械)の採算や、輸入する燃料・食品の費用に響く。原油高と円安が重なると、輸入する物の値段を押し上げやすい。
来週は27〜28日(火・水)にFOMC(米連邦公開市場委員会)があり、結果は日本時間29日(木)午前3時に出る。株探(みんかぶ)によると、市場は今回は金利の据え置きをほぼ確実と見ており、12月の利上げを有力視している。29日(木)には米国の7〜9月期GDPとPCE物価指数(株探の予定)、29〜30日(木・金)には日銀の金融政策決定会合、30日(金)には東京都区部の10月の消費者物価が出る。
数字で見る
| 米10年債利回り(米財務省、10/23) | 5.00%(10/22 4.96%、+0.04ポイント) |
|---|---|
| 米10年債(市場の終値) | 4.999%(+0.046ポイント、CNBC) |
| 米2年債/30年債(米財務省、10/23) | 4.69%/5.33%(10/22 4.65%/5.29%) |
| ドル円(日本時間 10/24 5:00ごろ) | 156円83銭前後(CNBC・Yahoo Finance) |
| ドル円(10/23 17:00 東京) | 156円95〜97銭(日銀の市況、株探)/156円94銭(Yahoo Finance) |
| ミシガン大 消費者信頼感(10月確報) | 48.0(速報 46.3、9月 48.1。株探・CNBC) |
| 予想物価上昇率(ミシガン大、10月確報) | 1年先 4.7%/5〜10年先 3.5%(株探・CNBC) |
次に見るポイント
- 27〜28日(火・水)FOMC:結果は日本時間29日(木)午前3時。12月の利上げの観測
- 29日(木)米国の7〜9月期GDP・PCE物価指数(株探の予定)
- 29〜30日(木・金)日銀の金融政策決定会合、30日(金)東京都区部の10月の消費者物価
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