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速報 | 米国株

メタ、時間外の上げから一転6%超安 米半導体装置株も6〜9%安

22日の米国市場は取引開始から下げ、米東部時間9時49分(日本時間22時49分)時点でナスダック総合指数が1.67%安、S&P500が0.97%安だった。21日の決算発表後に時間外で上げていたメタは6.72%安と下げに転じ、ラムリサーチなど半導体製造装置の株も6〜9%下げている。東京で22日に売られたAI・半導体株の流れが、米国の取引時間にも続いた形だ。

桐生レオン ・ 特集 22:55 ・ 2026年10月22日
メタ、時間外の上げから一転6%超安 米半導体装置株も6〜9%安
画像:ヨリビケ(AI生成)

CNBC と Yahoo Finance の値で、米東部時間9時49分の時点で、ナスダック総合指数は446.16ポイント(1.67%)安の2万6256.70、S&P500は75.07ポイント(0.97%)安の7682.10、ダウ平均は169ドル07セント(0.32%)安の5万2687ドル02セントだった。個別では、メタが6.72%安の650.62ドル、ラムリサーチが8.66%安、KLAが5.85%安、アプライド・マテリアルズが5.69%安。半導体株の上場投資信託(SOXX)は4.08%安、エヌビディアは2.42%安。一方、テスラは0.89%安の383.03ドルと、取引開始前より下げ幅を縮めている。

メタは21日の取引終了後に7〜9月期の決算を出し、売上高は26%増の646億100万ドルと市場予想を上回った(同社の SEC への届け出)。株探によると、時間外では日本時間22日5時24分に721.96ドル(3.50%高)まで上げていた。ところが Investing.com によると、米国の取引開始前には1%あまり安くなり、巨額のAI投資への懸念が理由に挙げられた。Yahoo Finance も、投資家が決算の内容とAIへの支出を比べて見ていると伝えている。決算資料では、7〜9月期の設備投資が349億1000万ドルと、本業で得た現金(営業キャッシュフロー327億9000万ドル)を上回り、フリーキャッシュフローは21億2000万ドルの赤字だった。2026年の設備投資の見通しは1350億〜1450億ドルで、下限を引き上げている。22日の取引では、高値が取引開始直後の681.07ドルで、前日の終値(697.52ドル)を一度も上回っていない(CNBC・Yahoo Finance)。

半導体製造装置では、ラムリサーチが21日夕に出した7〜9月期の売上高が82億2000万ドルと過去最高だった(同社の SEC への届け出)。Investing.com によると、取引開始前に8.4%安となり、好決算でも、まだ実現していない部分に目が向き、ハイテク・AI株全体への不安も重なったという。IBM も1.88%安。Investing.com によると、IBMのクリシュナCEOは、企業の顧客がAI投資から目に見える成果が出ているかを問い始めていると話した。テスラは Investing.com によると取引開始前に5.0%安の367.20ドルまで下げ、Yahoo Finance は、2026年の設備投資を減らす一方で2027〜28年の支出が増える点を投資家が見比べていると伝えた。

日本の株式市場は、この流れを一足先に受けている。22日の東京では、東京エレクトロンが6.99%安、アドバンテストが6.01%安となり、ソフトバンクグループを合わせた3社で日経平均を約1062円押し下げた(株探)。その一方で、IBMの決算を受けて野村総合研究所・富士通・NECはこの日上げた(ヨリビケの22日14時49分の記事)。米国の取引時間中には、原油の値上がり(北海ブレントは5月以来の高値、別の記事)と、米10年国債利回りの低下(9時49分時点で5.019%、前日比0.127ポイント低下、CNBC)も同時に進んでいる。

この先は、23日(金)8時30分に日本の9月の全国消費者物価が出る。来週は27〜28日(米国時間)に米連邦公開市場委員会(FOMC)があり、28日にはマイクロソフトとアルファベットが決算を出す予定で(株探)、データセンター投資の計画が手がかりになる。国内では28日にアドバンテスト、30日に東京エレクトロンが4〜9月期の決算を発表する予定だ(各社のIRカレンダー)。

数字で見る

ナスダック総合指数(米東部時間 10/22 9:49=日本時間 22:49)26,256.70(−446.16、−1.67%)(CNBC・Yahoo Finance)
S&P500/ダウ平均(同)7,682.10(−0.97%)/52,687.02ドル(−169.07ドル、−0.32%)(CNBC・Yahoo Finance)
メタ(同)650.62ドル(−6.72%)、当日の高値 681.07ドル(CNBC・Yahoo Finance)/前日の時間外 721.96ドル(日本時間 5:24、株探)
ラムリサーチ/KLA/アプライド(同)−8.66%/−5.85%/−5.69%(CNBC・Yahoo Finance)
半導体ETF(SOXX)/エヌビディア(同)−4.08%/−2.42%(CNBC・Yahoo Finance)
テスラ(同)383.03ドル(−0.89%)/取引開始前 367.20ドル(−5.0%、Investing.com)
IBM(同)246.75ドル(−1.88%)(CNBC・Yahoo Finance)
ヨリビケの見方メタの9時49分の株価(650.62ドル)は、21日夜の時間外の高値(721.96ドル)から9.9%低い。ナスダックの下げ率(1.67%)はダウ(0.32%)の約5.2倍、半導体製造装置3社(ラムリサーチ・KLA・アプライド)の下げ率の平均は6.7%で、売りはAI・半導体に偏っている(CNBC・株探の値からヨリビケ計算)。取引開始から約20分の値で、終値ではない。

次に見るポイント

  • 10月23日(金)早朝:米国の終値。メタと半導体製造装置株の下げが取引終了までにどうなるか
  • 10月23日(金)8:30:日本の9月の全国消費者物価
  • 10月27〜28日(米国時間):米FOMC。28日はマイクロソフト・アルファベットの決算(データセンター投資の計画)
  • 10月28日(水)アドバンテスト、30日(金)東京エレクトロンの4〜9月期決算

出典

※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。