日経平均、前引け703円安の6万3917円 前日の上げ帳消し、高値から949円安
22日午前の東京市場で、日経平均株価の前引けは前日比703円81銭(1.09%)安の6万3917円43銭と反落した。朝方は一時245円高まで上げたが、AI・半導体株への売りが強まり、ほぼこの日の安値圏で前場を終えた。前日の上げ幅(545円)を前場だけで上回る下げになった。
桐生レオン ・ 昼刊 11:51 ・ 2026年10月22日
日経平均は6万4539円36銭(81円88銭安)で寄り付き、9時12分に6万4866円44銭(245円20銭高)まで上げた後、売りに押された(Yahoo!ファイナンス・株探)。11時26分には6万3882円77銭(738円47銭安)まで下げ、前引けは6万3917円43銭。TOPIXの前引けは11.51ポイント(0.28%)安の4032.22だった(Yahoo!ファイナンス・株探)。株探によると、東証プライムの値上がりは776銘柄、値下がりは721銘柄とほぼ同数で、売買代金は概算で3兆1191億円。
前日の米国市場では主要3指数がそろって上がり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2%近く上昇した(日経・株探)。それでも東京では朝から上値が重かった。株探によると、米ナスダック100指数の先物は11時27分時点で1.00%安、韓国総合株価指数は11時30分時点で2.22%安と、アジアの時間帯に海外の株価指数が崩れた。日経は、米ラムリサーチの株が決算発表後の時間外取引で売られたことや、ナスダック100先物の下落が半導体株の重荷になったと伝えている。
中東の緊張も意識された。米国務省がサウジアラビアの一部の大使館員らに退避を命じたとロイター通信などが伝え、日経・株探ともに警戒材料に挙げた。株探によると、ニューヨーク原油先物(WTI、12月物)は時間外取引で10時19分時点に1バレル98.37ドル(1.26%高)と上がった。原油高は日本の貿易収支や企業のコストの重荷になりやすく、業種別では鉱業(+1.25%)が上がる一方、電気機器・機械・非鉄金属などが下げた(株探の11時31分の集計)。
下げを主導したのはAI・半導体の値がさ株だ。東京エレクトロンは4.67%安、アドバンテストは2.44%安、ソフトバンクグループは3.59%安、ICパッケージ基板のイビデンは6.38%安(Yahoo!ファイナンス・株探)。一方で、リクルートホールディングスやファーストリテイリング、PHPの欠陥で買われたトレンドマイクロなどは上がり、値上がり銘柄の数は値下がりを上回った。なぜ日経平均だけが大きく下げたのかは、次の記事で詳しく見る。
後場は12時30分から15時30分まで。引け後の16時にはディスコが4〜9月期の決算を発表する予定(会社のIRカレンダー)。あす23日8時30分には日本の9月の全国消費者物価が公表される(総務省統計局の公表予定)。
数字で見る
| 日経平均 前引け(10/22 11:30) | 63,917.43円(前日比 −703.81円、−1.09%) |
|---|---|
| 日経平均 前場の高値(9:12)/安値(11:26) | 64,866.44円(+245.20円)/63,882.77円(−738.47円) |
| TOPIX 前引け(10/22 11:30) | 4,032.22(−11.51、−0.28%) |
| 東証プライム 前場(株探) | 値上がり776・値下がり721・変わらず55、売買代金 約3兆1191億円 |
| ナスダック100先物(10/22 11:27、株探) | 29,708(−299、−1.00%) |
| 韓国総合株価指数(10/22 11:30、株探) | 5,608.10(−127.56、−2.22%) |
| 日経平均 前日(10/21)終値 | 64,621.24円(+545.82円) |
次に見るポイント
- 22日(木)12:30 後場の取引。6万4000円を回復できるかと、値上がり・値下がりの銘柄数の差
- 22日(木)16:00 ディスコの4〜9月期決算(会社のIRカレンダー)
- 23日(金)8:30 日本の9月の全国消費者物価(8月は総合で前年同月比1.9%上昇)
出典
※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。



