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PHPに深刻な脆弱性、トレンド8.69%高 セキュリティ株にストップ高相次ぐ

ウェブサイトの開発に広く使われるプログラム言語「PHP」に深刻な脆弱性が見つかり、22日の東京市場ではセキュリティ関連株が買われた。トレンドマイクロは585円(8.69%)高の7314円と、日経平均が1713円下げるなかで日経平均を19.72円押し上げた(株探)。

御堂聡一 ・ 夕刊 16:10 ・ 2026年10月22日
動画:FNNプライムオンライン「プログラミング言語『PHP』に重大な脆弱性 企業や自治体などのHPで緊急停止対応相次ぐ 高市総理も大至急の対応促す(2026年10月22日)」 YouTube で見る
トレンドマイクロ 終値 7,314円(10/22)
+8.69%
▲585円

PHPの開発チームは21日、認証なしで外部からプログラムを実行されるおそれのある重大な脆弱性2件を修正した新版を公開し、すべての利用者にすぐ更新するよう呼びかけた(php.net)。日経によると、PHPは世界のウェブサイトの7割に使われている。木原稔官房長官は22日の記者会見で、政府関連機関や重要インフラ事業者に修正パッチの適用を幅広く呼びかけたと述べ、被害の報告は受けていないと説明した(日経)。

トレンドマイクロは7006円で寄り付き、15時24分には7403円(10.02%高)まで上げ、7314円で終えた(Yahoo!ファイナンス・株探)。日経は、脆弱性への対応で需要が高まるとの思惑からセキュリティ関連株が買われたと伝え、株探に掲載されたフィスコの記事は、AIによるサイバー攻撃の脅威が高まるなかでセキュリティ関連への関心が一段と強まったとした。東証プライムではHENNGEが287円(14.50%)高の2266円となった(Yahoo!ファイナンス・株探)。

買いは中小型株に広がった。株探の集計では、22日の大引け時点でストップ高(一時を含む)は22銘柄で、そのうち14銘柄に情報・サイバーセキュリティ関連や脆弱性に関わる銘柄の札が付いていた。一方、同じセキュリティの分野でもデジタルアーツは510円(8.08%)安の5800円(Yahoo!ファイナンス・株探)。同社は21日に、クラウドサービスの運用環境への不正アクセスの痕跡を見つけたと開示しており(会社の適時開示)、明暗が分かれた。

影響は株式市場の外にも出ている。日経によると、厚生労働省や財務省など複数の政府機関の一部のサイトにも影響が出た。PHPはウェブサイトを動かす土台の一つで、サイトを運営する企業や官公庁は、業種を問わず修正版への更新や一時停止などの対応を迫られている。

この先の焦点は、止まったサイトやサービスがいつ再開するかと、脆弱性を突いた被害が実際に出たかどうかだ。トレンドマイクロの株価はこの日、セキュリティへの関心の高まりで買われたが、同社の業績への具体的な影響は会社からまだ示されていない。デジタルアーツは、不正アクセスによる業績への影響を精査中としている(会社の適時開示)。

数字で見る

トレンドマイクロ(4704)終値(10/22)7,314円(+585円、+8.69%)、高値 7,403円(15:24)
日経平均への寄与(株探)トレンドマイクロ +19.72円(プラス寄与度2位)
HENNGE(4475)終値(10/22)2,266円(+287円、+14.50%)
デジタルアーツ(2326)終値(10/22)5,800円(−510円、−8.08%)、21日に不正アクセスを開示
ストップ高(10/22 大引け、株探)22銘柄(一時を含む)、うちセキュリティ・脆弱性関連 14
PHPの修正版(php.net、10/21)PHP 8.5.12・8.4.27・8.3.36・8.2.35、重大な脆弱性2件
PHPを使うサイトの割合(日経)世界のウェブサイトの約7割
ヨリビケの見方トレンドマイクロの寄与(+19.72円)は、日経平均の下げ幅(1713.40円)の約1.2%を打ち消した。ストップ高22銘柄のうち14銘柄(64%)が、株探の一覧で情報・サイバーセキュリティ関連か脆弱性関連とされた銘柄だった(株探の一覧から数えた)。

次に見るポイント

  • 23日(金)以降 企業や官公庁が止めたサイト・サービスの再開の時期
  • PHPの脆弱性を突いた被害が実際に出たかどうか(政府・各社の発表)
  • デジタルアーツが精査中としている業績への影響の開示

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動画:日テレNEWS「【一部サービス停止】証券・航空など 「PHP」に脆弱性 各社対応追われる」 YouTube で見る
この話題を伝えた動画今日の1分夕刊(10/22)御堂聡一

出典

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