日経平均先物、夜間で810円高の6万5210円 20日の終値を1135円上回る
大阪取引所の夜間取引で、日経平均先物12月物は21日午前6時に前日の清算値比810円高の6万5210円で終えた(株探)。20日の日経平均の終値6万4075円42銭を1134円58銭上回る水準だ。米国とイランの協議をめぐる報道で原油と米国の金利が下がり、夜の間に買い戻された。
日向かなえ ・ 朝刊 05:29 ・ 2026年10月21日
株探によると、日経平均先物(12月物)は夜間取引を6万5210円で終えた。前日の清算値(6万4400円)から810円高く、出来高は1万5283枚。夜間の取引は前日の清算値より310円安い6万4090円で始まったが、日本時間の0時には6万5160円まで上げていた。TOPIX先物は45.5ポイント高の4070.5。シカゴのCMEの日経平均先物は、米国株の取引終了時点(5:20)で6万5040円だった(株探)。
20日の東京市場では、日経平均が841円28銭(1.30%)安の6万4075円42銭と大きく続落し、TOPIXも58.27ポイント安の4009.21だった。株探によると、米コアウィーブの資金繰りへの不安などでAI関連相場の先行きが警戒され、銀行株も崩れた。その後の米国市場では、米国とイランの協議が進んでいるとの未確認の情報で原油が下がり、ダウ平均が1.02%上げた(次の記事)。
原油の値下がりは、燃料を多く使う空運や海運、原油からできる原料を買う化学にとってはコストが下がる方向に、商社や石油の開発会社、石油元売りにとっては逆風になりやすい。一方、ナスダックは横ばい、半導体株の指数SOXは0.29%安で、米国の半導体株からの追い風はなかった。先物で見ると、TOPIX先物の上昇率(前日の清算値比+1.13%)は日経平均先物(+1.26%)より小さい。
米国とイランの協議については、協議に関わる外交官が「合意が近いとの報道は不正確」と話したと伝わっている(株探)。21日の東京市場では、米国の上げを受けた買いがどこまで続くかが焦点になる。株探によると、朝方に9月の貿易統計、取引終了後に9月の訪日外国人客数が出る。海外では英国の9月の消費者物価と、米国の20年国債の入札がある。22日(木)はディスコの決算、23日(金)は日本の9月の全国消費者物価だ。
数字で見る
| 日経平均先物 12月物 夜間終値(10/21 6:00) | 65,210円(前日の清算値比 +810円、株探) |
|---|---|
| 前日の清算値(10/20) | 64,400円 |
| 夜間取引の出来高 | 1万5283枚(株探) |
| 日経平均 終値(10/20) | 64,075.42円(−841.28円、−1.30%、株探・CNBC) |
| TOPIX先物 夜間終値 | 4,070.5(+45.5、株探)/TOPIX 終値(10/20)4,009.21 |
| CME 日経平均先物(10/21 5:20) | 65,040円(株探) |
| 先物と最高値(10/6 終値 70,683.98円)の差 | −7.74%(ヨリビケ計算) |
次に見るポイント
- 21日(水)9:00 寄り付きで、先物の上げがどこまで現物に表れるか
- 21日(水)朝方 9月の貿易統計、取引終了後 9月の訪日外国人客数
- 22日(木)ディスコの決算、23日(金)8:30 日本の9月の全国消費者物価
出典
※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。



