日経平均、前引けは1191円高の6万3381円 4日ぶり大幅反発で3日間の下げの49%を取り戻す 一時1495円高、値下がり銘柄は値上がりより多い
27日(火)前場の東京市場で、日経平均株価は前日比1191円64銭(1.92%)高の6万3381円29銭で午前の取引を終えた(前引け、11時30分)。米アンソロピックが26日に上場(IPO)に向けた目論見書を公開し、米国でAI・半導体株が買われた流れを受け継いだ。4日ぶりの反発で、22日(木)からの3日間の下げ(2431円)の約半分を午前だけで取り戻した。一方で東証プライムは値下がりした銘柄の方が多く、上げは一部の値がさ株に偏った。
桐生レオン ・ 昼刊 11:48 ・ 2026年10月27日日経平均は前日比379円43銭高の6万2569円08銭で始まり、10時15分には6万3684円69銭(1495円高)まで上げた。その後は上げ幅を少し縮め、前引けは高値から303円低い6万3381円29銭だった(Yahoo!ファイナンス・株探)。株探(MINKABU PRESS)は「一時1500円近い上昇」、日経は「上げ幅は1400円を超える場面もあった」と伝えている。TOPIX は23.19ポイント(0.58%)高の3996.17で続伸した(日経・共同通信)。前場の東証プライムの売買代金は概算3兆4242億円、値上がり702銘柄、値下がり802銘柄、変わらず47銘柄だった(日経・株探)。
買いのきっかけは米国の動きだ。26日(月)、AI開発のアンソロピックが上場に向けた目論見書を公開した。日経によると、米コアウィーブなど新興クラウド企業の信用不安もあって、世界の株式市場ではAI銘柄の上場延期が相次いでいただけに、目論見書の公開は巨大IPOの手続きが進んでいるとの見方につながり、投資家心理が改善した。26日の米国市場ではダウ平均が146ドル高、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2.8%上げ(日経・フィスコ)、東京でもAI・半導体株に買いが向かった。日経は、日経平均が前日までの3営業日で2400円あまり下げていたため、自律反発を狙った買いも入りやすかったとしている。
上げの中身は偏っている。株探によると、前引けの時点ではアドバンテスト・ソフトバンクグループ・東京エレクトロンの3社で日経平均を1000円あまり押し上げた。アドバンテストは9.69%高、ソフトバンクグループは6.71%高、イビデンは11.20%高(Yahoo!ファイナンス・株探)。反対に、不動産や医薬品、陸運などは下げ、株探の業種別の騰落率(11時31分)では33業種のうち上昇は15、下落は18だった。日経平均が1.92%上げたのに、TOPIX の上げは0.58%にとどまった。
後場は12時30分から。日経によると、26日時点の日経平均の200日移動平均は6万1524円だった。今週は、28日(水)15時30分にアドバンテストの決算、29日(木)午前3時に米国の FOMC の結果、30日(金)に日銀の決定と東京エレクトロン・キオクシアの決算が続く(各社・FRB・日銀の予定)。午前の上げを主導した半導体株の決算と、日米の金融政策の発表が同じ週に重なる。
数字で見る
| 日経平均 前引け(10/27 11:30) | 6万3381円29銭(+1191円64銭、+1.92%。日経・共同通信・Yahoo!ファイナンス・株探) |
|---|---|
| 前場の値動き | 始値 6万2569円08銭(9:00)/高値 6万3684円69銭(10:15、+1495円)/安値 6万2389円47銭(9:02)(Yahoo!ファイナンス・株探) |
| 前日(10/26)の終値 | 6万2189円65銭(3日続落。Yahoo!ファイナンス・株探) |
| TOPIX 前引け | 3996.17(+23.19、+0.58%。日経・共同通信・Yahoo!ファイナンス) |
| 東証プライム 前場 | 値上がり702/値下がり802/変わらず47、売買代金 概算3兆4242億円(日経・株探) |
| 業種(株探、11:31) | 上昇15・下落18。上位は非鉄金属・電気機器 +2.40%、下位は不動産 −2.69%、医薬品 −2.05% |
次に見るポイント
- 10/27(火)12:30〜15:30 後場:前場の高値6万3684円からの動きと、値上がり・値下がりの銘柄数の差
- 10/28(水)15:30 アドバンテストの決算
- 10/29(木)3:00 FOMC の結果、10/30(金)日銀の決定と東京エレクトロン・キオクシアの決算
関連する動画
出典
※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。









