ヨリビケについて 1分動画 YouTube @yoribike 10/28 更新
ヨリビケ- MARKET NEWS -
朝刊 | 決算

信越化学、4〜9月の純利益11.3%増の2869億円 AI向けの半導体材料が伸び、電子材料の営業益は28%増 7〜9月期は営業益27%増、通期計画は据え置き

信越化学工業は27日(火)の取引終了後、2026年4〜9月期(中間期)の連結決算を発表した。純利益は前年同期比11.3%増の2869億円。データセンターを中心としたAI関連の投資で半導体材料の売上が伸び、電子材料事業の営業利益は28%増えた。

日向かなえ ・ 朝刊 05:25 ・ 2026年10月28日
動画:テレ東BIZ ダイジェスト「信越化学工業 群馬に新工場 先端半導体材料を生産【WBS】」(以前の放送) YouTube で見る
信越化学 4〜9月の純利益 2869億円
+11.3%
前年同期比

決算短信によると、4〜9月期の売上高は1兆4206億円(10.6%増)、営業利益は3859億円(15.6%増)、経常利益は4151億円(13.0%増)、純利益は2869億円(11.3%増)だった。3か月ごとに見ると、7〜9月期の営業利益は2121億円で前年同期比27%増、経常利益は2229億円で20%増と、4〜6月期より伸びた。1年間の計画(売上高2兆7000億円、営業利益7000億円、経常利益7700億円、純利益5250億円)は7月の発表のまま据え置いた。株探によると、経常利益の通期計画に対する進み具合は53.9%で、過去5年の平均(51.7%)とほぼ同じ水準だ。

伸びを引っ張ったのは電子材料事業だ。売上高は5777億円(16%増)、営業利益は2189億円(28%増)。会社は、データセンターを中心としたAI関連の投資で半導体市場が大きく伸び、いくつかの製品で供給がひっ迫するなか、供給の対応と価格の改定で半導体材料の売上を伸ばしたと説明している(決算短信。株探も同じ内容を伝えた)。機能材料も営業利益632億円(31%増)と伸びた。一方、塩化ビニル樹脂などの生活環境基盤材料は、売上は4%増えたが営業利益は862億円(16%減)だった。

株主への還元では、中間配当を78円(普通配当58円+創立100周年の記念配当20円)とし、年間では136円(前期106円)を予定する。4月に決めた上限2500億円の自社株買いは、7月と8月の取得で終わっている(いずれも決算短信)。決算は27日の15時30分、東京の取引が終わった後に出た。27日の終値は5850円(+67円、+1.16%)で、株探によると、夜間の私設取引(PTS)では6144.5円(23時58分)をつけた。

半導体材料の好調は、同じAI・半導体の流れにある会社の決算とも重なる。28日(水)にはアドバンテスト、30日(金)には東京エレクトロンとキオクシアホールディングスが決算を発表する。信越化学は、半期報告書を11月13日に出し、中間配当は11月18日から支払う予定だ(決算短信)。

数字で見る

4〜9月期 売上高/営業利益1兆4206億円(+10.6%)/3859億円(+15.6%)(決算短信・株探)
4〜9月期 経常利益/純利益4151億円(+13.0%)/2869億円(+11.3%)(決算短信・株探)
7〜9月期売上高7582億円、営業利益2121億円(前年同期比+27%)、経常利益2229億円(+20%)、純利益1561億円(決算短信)
電子材料事業(4〜9月)売上高5777億円(+16%)、営業利益2189億円(+28%)(決算短信)
通期計画(据え置き)売上高2兆7000億円、営業利益7000億円、経常利益7700億円、純利益5250億円。経常利益の進み具合53.9%(決算短信・株探)
配当中間78円(普通58円+記念20円)、年間136円の予定(前期106円)(決算短信)
27日の株価終値5850円(+67円、+1.16%)。PTS 6144.5円(23:58、株探)
ヨリビケの見方4〜9月の営業利益3859億円のうち、電子材料が2189億円で約57%を占めた。7〜9月期の売上高に対する営業利益の割合は約28.0%(2121億÷7582億)。純利益は7〜9月期(1561億円)が4〜6月期(1308億円)より約19%多く、半年で通期計画5250億円の約55%に達した(決算短信の数字からヨリビケ計算)。

次に見るポイント

  • 10/28(水)15:30 アドバンテストの決算:AI向け半導体の流れが続くか
  • 10/30(金)東京エレクトロン・キオクシアの決算
  • 11/13 半期報告書の提出、11/18 中間配当の支払い開始
この話題を伝えた動画今日の1分朝刊(10/28)日向かなえ

出典

※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。

次に読む