ヨリビケについて 1分動画 YouTube @yoribike 11/2 更新
ヨリビケ- MARKET NEWS -
昼刊 | 決算 | 2026年11月2日 11:50

上方修正でも明暗 パナソニックHDは純利益予想を20%上げて5.16%高、三菱電機は2.16%高で反発 明電舎は予想を上げたが市場予想に届かず11.93%安

10月30日(金)の引け後に決算と予想の修正を出した電機・重電株も、2日(月)の前場で値動きが分かれた。パナソニック ホールディングスは今期の純利益の予想を20%上げて反発し、三菱電機もデータセンターや防衛の伸びで反発した。一方、明電舎は営業利益の予想を上げたものの、市場の予想に届かず11.93%下げた。

パナソニック ホールディングス(6752)は、前引けで3731円(+183円、+5.16%)と、前週末の3.67%安から反発した(株探、Yahoo!ファイナンス)。今期(2027年3月期)の純利益の予想を4500億円から5400億円(前期の2.8倍)に、売上高の予想を6000億円増の8兆4000億円に引き上げた。上方修正は7月に続いて2回目で、データセンター向けの蓄電システムなど AI のインフラに関わる事業の伸びが加速しているという(株探)。年間配当の予想も54円から70円(前期40円)に増やし、想定為替レートは1ドル=145円から155円に見直した(株探の MINKABU PRESS)。株探は、寄り付き直後は売りに押されたものの、下値では買いが集まったと伝えている。

三菱電機(6503)は4740円(+100円、+2.16%)で、前週末の4.15%安から反発した(株探、Yahoo!ファイナンス)。トレーダーズ・ウェブによると、4〜9月の営業利益は3581億円(前年同期比59.6%増)で、データセンター、半導体関連、防衛の需要が堅調だったほか、空調冷熱システムも伸びた。調整後の営業利益の予想は6200億円から7100億円に上げた一方、純利益の予想は4950億円から4650億円に下げている(株探)。上限2000億円・8000万株の自社株買い(11月1日〜来年3月31日)と、2300万株の自社株の消却(11月30日)も発表した(株探、トレーダーズ・ウェブ)。

反対に、明電舎(6508)は8321円(−1127円、−11.93%)で、10時59分には8280円まで下げた(株探、Yahoo!ファイナンス)。トレーダーズ・ウェブによると、通期の営業利益の予想を330億円から350億円(前期比29.0%増)に上げたが、市場コンセンサスは361億円だった。株探によると経常利益の予想も335億円から350億円に上げ、4〜9月の経常利益は99.5億円と従来予想の85億円を上回った。それでも株探の試算では、下期(10月〜来年3月)の経常利益は前年同期比1.3%増にとどまる計算になる。株価は10月14日(水)に1万2800円をつけたあと下げが続いていた(フィスコ)。

読み解くと、同じ「予想の引き上げ」でも、市場が見ているのは引き上げた後の数字が市場の予想を超えたかどうかと、下期にどれだけ伸びる計画かだ。パナソニックHDは2回目の上方修正と増配、三菱電機は純利益の予想を下げつつも本業のもうけの予想と自社株買いが評価された形で、明電舎は上方修正の幅が市場の予想に届かなかった。同じ日にはNGKや丸文のように予想と配当を大きく上げた会社が大幅高になっている(くわしくは同日11時49分の記事)。

決算の発表は続く。株探によると、2日の引け後には住友商事・京セラ・SBIホールディングスなど45社が発表を予定している。3日(火)は文化の日で東証は休場のため、2日夕方以降の決算への反応は4日(水)に出る。

数字で見る

パナソニックHD(6752)3731円(+183円、+5.16%)。前週末3548円(30日は−3.67%)(株探、Yahoo!ファイナンス)
パナソニックHDの予想純利益 4500億→5400億円(+20.0%)、売上高 8兆4000億円、年間配当 54→70円、想定1ドル=155円(株探)
三菱電機(6503)4740円(+100円、+2.16%)。前週末4640円(30日は−4.15%)(株探、Yahoo!ファイナンス)
三菱電機の予想調整後営業利益 6200億→7100億円、純利益 4950億→4650億円。自社株買い 上限2000億円・8000万株(株探、トレーダーズ・ウェブ)
明電舎(6508)8321円(−1127円、−11.93%)、安値8280円(10:59)。前週末9448円(株探、Yahoo!ファイナンス)
明電舎の予想営業利益 330億→350億円、市場コンセンサス361億円(トレーダーズ・ウェブ)。経常利益 335億→350億円(株探)
ヨリビケの見方明電舎の新しい営業利益の予想350億円は、市場コンセンサスの361億円より約11億円(約3.0%)少ない。一方、前引けまでの下げで明電舎の時価総額は約513億円減り、予想の差の約47倍になった。三菱電機の自社株買いの上限2000億円は、前引けの時価総額(約10兆166億円、株探)の約2.0%にあたる(すべてヨリビケ計算)。

次に見るポイント

  • 11/2(月)引け後:住友商事・京セラ・SBIホールディングスなど45社の決算(株探)
  • 11/4(水):休場明けの取引。2日夕方以降の決算への反応
  • 三菱電機の自社株買い(11/1〜来年3/31)と自社株の消却(11/30)
この話題を伝えた動画今日の1分昼刊(11/2)白石ひかり

出典

白石ひかり ・ 昼刊 11:50 ・ 2026年11月2日

※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。

次に読む