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ヨリビケ- MARKET NEWS -
夕刊 | 半導体 | 2026年11月2日 16:12

キオクシア、15.78%安の1万1345円で続落 1社の売買代金は約1兆1320億円とプライム全体の約15% 10〜12月の見通しが市場予想に届かず

キオクシアホールディングス(285A)は2日(月)、前週末比2125円(15.78%)安の1万1345円で取引を終えた。10月30日(金)に示した10〜12月の営業利益の見通しが前の3か月とほぼ同じ水準で、市場の予想に届かなかった。売買代金は約1兆1320億円と東証プライム全体の約7分の1を占め、日経平均を150円あまり押し下げた。

動画:ANNnewsCH「キオクシア2.2兆円最高益も株価大きく下落 専門家『市場の期待を満たすことが難しい』」(2026年10月31日) YouTube で見る

キオクシアは寄り付きから売り注文が多く、最初の取引が成立したのは9時16分(始値1万1670円)だった。9時34分に1万2010円まで戻したが、後場の15時17分には1万1135円(−17.33%)まで下げ、終値は1万1345円(−2125円、−15.78%)。前週末30日(金)の7.14%安に続く2日続落で、決算前日の10月29日の終値1万4505円からは約21.8%下がった(株探、Yahoo!ファイナンス、ヨリビケ計算)。出来高は約9783万株、売買代金は約1兆1320億円で、MINKABU PRESS は売買代金で群を抜いたと伝えている。

売られた理由は次の3か月の見通しだ。フィスコによると、7〜9月の営業利益は1兆9947億円で前年同期の23.2倍と、市場予想を小幅に上回った。一方、10〜12月のガイダンスは Non-GAAP の営業利益で2兆円と前の四半期と横ばいで、2兆3000億円程度とされるコンセンサスを下回った。決算短信の数字から計算しても、10〜12月の営業利益(IFRS)の見通しは約1兆9950億円で、7〜9月とほぼ同じだ(ヨリビケ計算)。フィスコは、1〜3月期の拡大への期待は高まったものの、目先の伸びが鈍ることを嫌う動きが先行したとみている。

指数への影響は大きかった。株探の大引けの集計では、キオクシア1社で日経平均を150.43円押し下げ、押し下げ役のトップだった。この日は半導体やAI関連の大型株の一部も下げ、ソフトバンクグループは1.58%安の4410円(日経平均を57.44円押し下げ)、半導体のパッケージ基板を作るイビデンは3.76%安の8045円で終えた(株探、Yahoo!ファイナンス)。同じ半導体関連でも、東京エレクトロンやアドバンテスト、レーザーテックは上げており、値動きは銘柄ごとにはっきり分かれた。

読み解くと、市場が比べたのは「前の年」ではなく「直前の3か月」と「市場の予想」だった。前の年と比べれば大きな増益でも、伸びが止まる見通しは、すでに株価に込められていた期待を下回った。売買代金がプライム全体の約15%に達したことは、この1社の値動きがこの日の東京市場の大きな部分を占めたことを示している。時価総額は前週末から約3兆5000億円減った(発行済み株式数16億4631万株×下げ幅、ヨリビケ計算)。

この先は、休場明けの4日(水)の取引と、次の決算で10〜12月の実際の数字が会社の見通しに対してどう着地するかだ。昼刊の記事で書いたとおり、MINKABU PRESS は10〜12月に入るはずの売上の一部が7〜9月に前倒しになった分と、1〜3月にずれる分があると伝えており、その大きさも次の決算で確かめられる。

数字で見る

株価(11/2 終値)1万1345円(−2125円、−15.78%)。前週末30日の終値は1万3470円(株探、Yahoo!ファイナンス)
この日の値動き始値1万1670円(9:16)、高値1万2010円(9:34)、安値1万1135円(15:17、−17.33%)(株探、Yahoo!ファイナンス)
売買代金約1兆1320億円。東証プライム全体(約7兆6403億円)の約14.8%=約7分の1(株探、Yahoo!ファイナンス、ヨリビケ計算)
10〜12月の見通しNon-GAAP 営業利益のガイダンス2兆円、コンセンサス2兆3000億円程度(フィスコ)。IFRS の営業利益は約1兆9950億円で7〜9月(1兆9947億円)と横ばい(決算短信からヨリビケ計算)
日経平均への影響(大引け)−150.43円で押し下げのトップ(株探)
ほかの関連株ソフトバンクグループ 4410円(−1.58%)、イビデン 8045円(−3.76%)(株探、Yahoo!ファイナンス)
ヨリビケの見方キオクシア1社の売買代金は約1兆1320億円で、東証プライム全体の約14.8%(約6.7分の1)を占めた。終値で計算すると、時価総額は前週末から約3兆5000億円、決算前日の10月29日からは約5兆2000億円減った(発行済み株式数16億4631万株、すべてヨリビケ計算)。

次に見るポイント

  • 11/4(水):文化の日の休場明けの取引。休み中の米国の半導体株の動きを受けた最初の取引
  • 次の決算(10〜12月期):会社の見通し(Non-GAAP 営業利益2兆円)に対する着地と、7〜9月に前倒しされた売上・1〜3月にずれる売上の大きさ
  • 中間配当(10月1日の分割前の株数で1株90円)の支払いは12/8(火)から(決算短信)

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動画:日経CNBC 公式チャンネル「【11月2日(月)東京株式市場】日経平均株価は続落 208円安」 YouTube で見る
この話題を伝えた動画今日の1分夕刊(11/2)神崎玲子

出典

神崎玲子 ・ 夕刊 16:12 ・ 2026年11月2日

※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。

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