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ヨリビケ- MARKET NEWS -
昼刊 | 半導体 | 2026年11月2日 11:50

半導体株、決算で明暗 東京エレクトロン5.11%高・初の営業利益1兆円超えの見通し、SCREENは18.65%安 4社で差し引き約241円の押し上げ

10月30日(金)に決算を出した半導体株の値動きが、2日(月)の前場で大きく分かれた。初めて今期の予想を示した東京エレクトロンは5.11%高、アドバンテストは2.38%高で日経平均を支えた一方、4〜9月の営業利益が市場予想に届かなかったSCREENホールディングスは18.65%安、キオクシアは13.29%安だった。

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前引けの騰落率(11/2 11:30)
東京エレクトロン
+5.11%
アドバンテスト
+2.38%
キオクシア
-13.29%
スクリーン
-18.65%

前引けの株価は、東京エレクトロン(8035)が1万円(+486円、+5.11%)で、9時36分には1万165円(+6.84%)まで上げた。アドバンテスト(6857)は3万5690円(+830円、+2.38%)。反対に、SCREENホールディングス(7735)は9時22分まで値がつかず、前引けは9253円(−2122円、−18.65%)と、東証プライムの値下がり率の上位に入った。キオクシアホールディングス(285A)は1万1680円(−13.29%)だった(株探、Yahoo!ファイナンス)。前週末30日(金)の米国では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が7.20%下げており(株探の MINKABU PRESS、Yahoo Finance)、その流れの中で決算の中身が値動きを分けた。

東京エレクトロンは、これまで出していなかった今期(2027年3月期)の予想を初めて示した。営業利益は1兆1690億円(前期比87.1%増)、純利益は8650億円(50.6%増)。株探の業績推移で見ると、営業利益のこれまでの最高は2025年3月期の6973億円で、1兆円を超える見通しは初めてだ。上限1500億円・2500万株の自社株買い(11月1日〜来年3月31日)と、中間配当の増額(384円→415円、10月1日の1株→5株の分割後で83円)も決めた(株探、トレーダーズ・ウェブ)。

SCREENは、トレーダーズ・ウェブによると4〜9月の営業利益が545億円(前年同期比17.4%増)で、市場コンセンサスの562億円を下回った。会社自身の上期の計画560億円にも届いていない(株探の業績表)。フィスコは7〜9月期で比べ、営業利益402億円が420億円程度とされる市場予想を下回ったと伝えた。通期の予想(営業利益1565億円、27.7%増)は据え置いたが、フィスコによると、市場では上方修正への期待もあったという。上期の時点で、通期の予想に対する進み具合は34.8%にとどまる(ヨリビケ計算)。

指数への影響も大きく分かれた。株探の集計では、日経平均を押し上げた分は東京エレクトロンが245.75円、アドバンテストが179.07円で1位と2位、レーザーテックも23.33円押し上げた。押し下げた分はキオクシアが126.72円で1位、SCREENが57.23円で3位だった。MINKABU PRESS は、朝方の売りが一巡したあと、好決算を出した半導体関連の一角が買われて指数が下げ渋ったと伝えている。

読み解くと、「半導体の会社だからまとめて買われる、売られる」のではなく、1社ずつ「今期の数字と、市場が期待していた水準との差」で選ばれている。東京エレクトロンは初めて示した通期の数字が、SCREENは据え置いた通期の予想と上期の届かなかった分が、そのまま株価に出た形だ。3日(火)は文化の日で休場のため、決算への反応は4日(水)にも続く。

数字で見る

前引けの騰落率(11/2 11:30)東京エレクトロン +5.11%、アドバンテスト +2.38%、キオクシア −13.29%、SCREEN −18.65%(株探、Yahoo!ファイナンス)
東京エレクトロン(8035)1万円(+486円)、高値1万165円(9:36、+6.84%)。前週末9514円(株探、Yahoo!ファイナンス)
東京エレクトロンの今期予想営業利益 1兆1690億円(+87.1%)、純利益 8650億円(+50.6%)。営業利益の過去最高は2025年3月期の6973億円(株探)
SCREEN HD(7735)9253円(−2122円)、始値9425円(9:22)。前週末1万1375円(株探、Yahoo!ファイナンス)
SCREEN の業績4〜9月の営業利益 545億円(コンセンサス562億円、トレーダーズ・ウェブ)、7〜9月 402億円(市場予想420億円程度、フィスコ)、通期予想1565億円は据え置き(決算短信、株探)
日経平均への寄与(前引け)東京エレクトロン +245.75円、アドバンテスト +179.07円、レーザーテック +23.33円、キオクシア −126.72円、SCREEN −57.23円(株探)
ヨリビケの見方4社の日経平均への寄与を足すと、東京エレクトロンとアドバンテストの押し上げ(計424.82円)が、キオクシアとSCREENの押し下げ(計183.95円)を上回り、差し引き約241円の押し上げだった(株探の寄与度からヨリビケ計算)。時価総額では、前引けまでに東京エレクトロンが前週末から約1兆1400億円増え、SCREENは約4050億円減った(発行済み株式数×前日比の値幅、ヨリビケ計算)。

次に見るポイント

  • 11/2(月)後場(12:30〜):東京エレクトロンが1万円台を保てるか、SCREEN の下げがどこまで続くか
  • 11/4(水):休場明けの取引。東京エレクトロンの自社株買い(11/1〜来年3/31)の動き
  • SCREEN の次の決算:通期の予想(営業利益1565億円)に対し、下期で残り約1020億円を積み上げられるか

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動画:大和証券グループ公式チャンネル「11月2日(月)東京マーケットフラッシュ」 YouTube で見る
この話題を伝えた動画今日の1分昼刊(11/2)白石ひかり

出典

白石ひかり ・ 昼刊 11:50 ・ 2026年11月2日

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