三菱重工2.54%安、IHIも4%安 米中間選挙を前に防衛株に売り
三菱重工業は前日比96円(2.54%)安の3685円と続落した。日経によると、11月3日の米中間選挙を前にトランプ大統領の支持率低下が伝えられ、防衛関連に売りが出た。IHIは4.11%安、川崎重工業は2.71%安だった。
御堂聡一 ・ 夕刊 16:10 ・ 2026年10月20日
三菱重工は3727円で寄り付き、9時6分の3764円を高値に下げ、15時2分に3684円まで下げて3685円で終えた(株探・Yahoo!ファイナンス)。IHIは106円安の2472.5円、川崎重工業は62円安の2226.5円で、防衛を手がける重工3社がそろって下げた。売買代金は三菱重工だけで約471億円だった(株探)。
背景は米国の政治だ。日経によると、11月3日の米中間選挙を控えて共和党を率いるトランプ大統領の支持率低下が伝えられ、共和党が敗れた場合を意識した売りが防衛関連に出た。時事通信と共同通信によると、ロイター通信が19日に公表した世論調査で、トランプ氏の支持率は31%と、これまでの最低(32%)を下回った。
三菱重工は16日に5.42%高の3796円と大きく上げていたが、19日に0.40%安、20日に2.54%安と2日続けて下げた。防衛のほか、発電設備など幅広い事業を持つ会社で、この日は機械の業種別指数も2.27%安と下げが大きかった(株探)。工作機械のツガミが業績予想を上げたにもかかわらず9.51%安となるなど、機械株全体に売りが出た日でもあった(日経・株探)。
防衛関連の株価は、政治の日程や予算の話題で動きやすい。株探によると、9月16日には、米国が日本など同盟国に防衛費の積み増しを求めるなかで日本の防衛費の増額が観測され、三菱重工・川崎重工業・IHIの3社がそろって買われた。今回は逆に、米国の政治の先行きへの不安が売りの理由とされた。ヨリビケは選挙の結果も株価の先行きも予想しないが、11月3日の投票までは世論調査の数字が材料として意識されやすい状況が続く。
この先は、11月3日の米中間選挙に加え、各社の決算が続く。株探によると、IHIは11月4日、三菱重工は11月6日、川崎重工業は11月10日に4〜9月期の決算を発表する予定だ。
数字で見る
| 三菱重工業(7011)終値(10/20) | 3,685円(−96円、−2.54%)、安値 3,684円(15:02) |
|---|---|
| IHI(7013)終値(10/20) | 2,472.5円(−106円、−4.11%) |
| 川崎重工業(7012)終値(10/20) | 2,226.5円(−62円、−2.71%) |
| 三菱重工 直近3日(株探・Yahoo!ファイナンス) | 10/16 3,796円(+5.42%)→ 10/19 3,781円 → 10/20 3,685円 |
| トランプ氏の支持率(ロイター調査、10/19公表) | 31%(これまでの最低は32%、時事通信・共同通信) |
| 米中間選挙 | 11月3日(米国時間) |
| 決算の予定(株探) | IHI 11/4、三菱重工 11/6、川崎重工 11/10 |
次に見るポイント
- 11月3日 米中間選挙(米国時間)
- 11月4日 IHI、11月6日 三菱重工、11月10日 川崎重工の決算(株探)
- 米国の世論調査(トランプ氏の支持率と議会選挙の投票先)
出典
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