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夕刊 | 決算

KOA、11.22%高でプライム上昇率1位 中国中心のAI関連機器向けが伸び営業益予想を55%上方修正、配当78円に ファナックは上げ幅縮小、引け後にコーエーテクモも上方修正

抵抗器大手の KOA(6999)の株価は26日(月)、前週末比212円(11.22%)高の2101円で取引を終えた。一時は15.72%高の2186円まで上げた。23日(金)の取引終了後に、今期(2027年3月期)の業績と配当の予想を引き上げたことが材料になった。会社は理由に「中国を中心としたAI関連機器向けの伸長」を挙げている。

御堂聡一 ・ 夕刊 16:09 ・ 2026年10月26日
動画:KOA株式会社 公式チャンネル「KOA CORPORATION」(会社紹介) YouTube で見る
KOA 終値 2,101円(10/26)
+11.22%
年間配当予想 63円→78円

KOA は23日、今期の売上高の予想を873億円から915億円(4.8%増)に、営業利益を53億6000万円から83億1000万円(55.0%増)に、純利益を77億4000万円から96億6000万円に引き上げた。営業利益は前期(36億4600万円)の2.3倍になる。年間配当の予想は63円から78円(前期は32円)に増やした(会社の開示・株探)。4〜9月期の営業利益は37億3900万円で、7月に示していた予想の25億4000万円を47.2%上回った。26日の株価は2145円で始まり、9時15分に2186円まで上げた(株探・Yahoo!ファイナンス)。株探(MINKABU PRESS)によると、東証プライム市場の上昇率のトップ。出来高は510万6700株で、23日の約2.5倍だった。

会社の開示によると、4〜9月期は中国を中心とした AI 関連機器向けの伸びで売上高が予想を上回り、10月以降も自動車向けや産業機器向け、AI 関連機器向けの需要が堅調に続くと見込んでいる。10月以降の為替の前提は1ドル=159円で変えていない。なお、純利益には中国の子会社の移転に伴う補償金30億9800万円の特別利益が入っているが、これは前回の予想にすでに含まれており、今回の引き上げの理由ではないと会社は説明している。

同じ電子部品でも、値動きは分かれた。太陽誘電は2.49%高だったが、村田製作所は1.18%安、TDK は1.49%安(株探・Yahoo!ファイナンス)。株探の業種別では、電気機器は1.35%安で値下がりの上位だった。23日に業績予想を引き上げたファナックは、売上高の予想を9481億円から1兆137億円に、純利益の予想を1980億円から2283億円(前期比37.1%増)に上げ、500億円を上限とする自社株買いも発表した(株探・トレーダーズ・ウェブ)。株探(MINKABU PRESS)によると、FA 部門は日本や中国などで AI データセンターや半導体関連が好調だった。株価は5887円(5.37%高)で始まり一時5935円まで上げたが、終値は0.93%高の5639円と上げ幅を縮めた(株探・Yahoo!ファイナンス)。

取引終了後の16時には、ゲーム大手のコーエーテクモホールディングスが今期の予想を引き上げた。経常利益を420億円から510億円(21.4%増)に、純利益を310億円から370億円に、期末配当を48円から56円にした。ただし前期の経常利益570億円・配当66円と比べると、なお減益・減配の予想で、減益の幅が縮んだ形だ。会社は理由に、4〜9月期が予想を上回ったこと、通期の為替の前提を見直したこと、足元の事業環境と金融市場の動向を挙げた(会社の開示・株探)。発表の前の26日の株価は0.57%高の1667.5円だった。決算の発表はこの先も続き、28日(水)にアドバンテスト、30日(金)に東京エレクトロン・キオクシア・村田製作所・TDK が予定されている(株探・Yahoo!ファイナンス)。

数字で見る

KOA(6999)終値2101円(+212円、+11.22%。一時2186円・+15.72%。株探・Yahoo!ファイナンス・日経)
KOA 今期の予想(修正前 → 修正後)売上高 873億円 → 915億円、営業利益 53.6億円 → 83.1億円(+55.0%)、純利益 77.4億円 → 96.6億円(会社の開示・株探)
KOA 年間配当の予想63円 → 78円(前期32円。会社の開示・株探)
KOA 出来高510万6700株(23日は201万5700株。株探・Yahoo!ファイナンス)
ファナック(6954)始値5887円(+5.37%)→ 終値5639円(+0.93%)(株探・Yahoo!ファイナンス)
コーエーテクモHD(3635)引け後の修正経常利益 420億円 → 510億円(前期570億円)、期末配当 48円 → 56円(前期66円)(会社の開示・株探)
今週の主な決算10/28(水)アドバンテスト/10/30(金)東京エレクトロン・キオクシア・村田製作所・TDK(株探・Yahoo!ファイナンス)
ヨリビケの見方KOA の修正後の1株あたり純利益260.07円に対し、年間配当78円は配当性向30.0%で、会社が目安とする「連結配当性向30%前後」にちょうど合う。通期の営業利益83億1000万円から4〜9月期の37億3900万円を引くと、10〜3月期は約45億7100万円で、上期より約2割多い計算になる(会社の開示からヨリビケ計算)。

次に見るポイント

  • 10/27(火)コーエーテクモHD の引け後の上方修正に対する株価の反応
  • 10/28(水)15:30 アドバンテスト、10/30(金)東京エレクトロン・村田製作所・TDK・キオクシアの決算
  • KOA が挙げた中国を中心とした AI 関連機器向けの需要(ほかの電子部品会社の決算での説明)

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この話題を伝えた動画今日の1分夕刊(10/26)御堂聡一

出典

※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。

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