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速報 | 日本株 | 2026年11月5日 10:52

日経平均、400円高から一時850円安 イビデン18%安・トヨタ6%高

5日(木)の東京市場は、米国のダウ平均が3%上げた流れで高く始まったが、10時すぎに半導体株への売りが強まり、日経平均は一時854円安まで下げた。米中間選挙のあと2日続けて、AI・半導体の関連株だけが大きく売られている。一方でトヨタなどの自動車株は5〜6%上げ、TOPIXは1%超高い。

動画:CNBC Television「Data center and chip stocks decline after Democrats flip both House and Senate」(11月4日) YouTube で見る

まず値動きだ。Yahoo Finance の1分足では、日経平均は9時30分に6万2653円(前日比+465円)まで上げたあと、10時20分に6万1334円(−854円)まで下げた。株探は10時8分に「マイナス転換」、10時22分に「下げ幅が800円を超える」と伝えている。10時31分の時点(株探、約15分遅れ)では6万1889円(−298円、−0.48%)とやや戻した。一方、TOPIXは同じ時刻に3947円(+52円、+1.34%)と高く、東証プライムでは10時の時点で値上がりした銘柄が1249、値下がりが285と、8割を超える銘柄が上げていた(株探)。

売られたのは半導体とAIの関連株に集中している。株探の10時31分の値で、イビデンは6575円(−18.19%)、レーザーテックは−11.12%、アドバンテストは3万930円(−10.53%)、キオクシアホールディングスは−9.19%、東京エレクトロンは−8.62%、ディスコは−8.53%、ソフトバンクグループは−4.87%だ。Yahoo!ファイナンスの10時46分の値でも、イビデンは−17.98%、アドバンテストは−9.31%と大きな下げが続いている。イビデンについては、株探の適時開示の一覧に、4日に出した統合報告書のほかに新しい開示は見当たらない(10時50分時点)。

きっかけは前日の米国市場だ。ロイター(Yahoo Finance に掲載)によると、4日(水)のダウ平均は1569ドル高(+3.0%)の5万3356ドルと大きく上げたが、主な半導体の銘柄でつくるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3.1%下げて約6か月ぶりの安値になった。データセンターを運営するハット8は23%安、IRENは11%安だった。ロイターは、データセンターが集まるテキサス州やジョージア州などで民主党が勝ち、AIの設備づくりが遅くなるとの見方が出たと伝えている。シティのスコット・クロナート氏は「AIの取引には向かい風が吹くのは明らかだ」と話した(ロイター)。株探・みんかぶは、東京の下げを「AI規制強化懸念」と見出しで伝えた。ただ、民主党がどんな規制を、いつ決めるのかは、まだ具体的に示されていない。

売りは韓国でも同じだ。みんかぶによると、韓国総合株価指数(KOSPI)は10時22分に5390(−5.16%)まで下げた。Yahoo Finance の10時25分の値では、SKハイニックスが−8.95%、サムスン電子が−6.65%で、現代自動車は+3.35%と上げている。韓国の経済紙ソウル経済も、半導体や電力の設備の株が売られ、自動車・金融・製薬の株が買われたと伝えた。米国の株価指数の先物も、みんかぶによると10時33分にナスダック100の先物が−1.25%、ダウの先物は+0.15%と、ハイテクだけが弱い形が続いている。

反対に買われたのは自動車や銀行だ。トヨタ自動車は3205円(+5.85%)、ホンダは+5.06%、日産自動車は+5.78%、三菱UFJフィナンシャル・グループは+3.01%(株探、10時31分)。株探は、トランプ政権が中間選挙で負けて関税などの強い姿勢を弱めるとの思惑から、関税を心配して売られていた自動車株が買い戻されていると伝えている。ファーストリテイリングも+9.19%と大きく上げ、10時の時点で日経平均を651円押し上げていた(株探)。この先は、11時30分の前引け、13時55分のトヨタの4〜9月期の決算発表、そして今夜の米国市場で半導体株が戻るかが注目になる。

数字で見る

日経平均(11/5)高値 6万2653円(+465円、9:30)→ 安値 6万1334円(−854円、10:20)(Yahoo Finance 1分足)。10:31 は6万1889円(−0.48%)(株探)
TOPIX(11/5 10:31)3947.48(+52.10、+1.34%)(株探。Yahoo!ファイナンス 10:46 は+1.36%)
イビデン(11/5 10:31)6575円(−1462円、−18.19%)(株探。Yahoo!ファイナンス 10:46 は−17.98%)
アドバンテスト(11/5 10:31)3万930円(−3640円、−10.53%)(株探。Yahoo!ファイナンス 10:46 は−9.31%)
東京エレクトロン(11/5 10:31)8830円(−833円、−8.62%)(株探。Yahoo!ファイナンス 10:46 は−7.22%)
トヨタ自動車(11/5 10:31)3205円(+177円、+5.85%)(株探。Yahoo!ファイナンス 10:46 は+5.45%)
米国 4日(水)の終値ダウ 5万3356ドル(+3.0%)、ナスダック総合 2万5736(+1.4%)、SOX −3.1%(約6か月ぶり安値)(ロイター、株探・フィスコ)
KOSPI(11/5)安値 5392(−5.13%、10:22、Yahoo Finance)。みんかぶ 10:22 は5390(−5.16%)
ヨリビケの見方10時の時点で、日経平均は164円高だったが、株探の寄与度ではアドバンテスト(−701円)、東京エレクトロン(−383円)、イビデン(−158円)、ソフトバンクグループ(−134円)の4社だけで合わせて1377円押し下げていた。この4社の分を足し戻すと、日経平均は約1541円高(+2.5%)になる計算で、残りの銘柄はおおむね大きく上げていたことになる(ヨリビケ計算)。お金の動きも大きさで比べると、アドバンテストの時価総額は10時31分の下げ(−3640円)でおよそ2.7兆円減り、トヨタは同じ時刻の上げ(+177円)でおよそ2.6兆円増えた(株探の時価総額と株価から、発行済み株数を求めて計算)。指数は下げていても、市場全体からお金が逃げたのではなく、半導体から自動車・銀行などへ持ち替えが起きている形だ。

次に見るポイント

  • 11月5日(木)11:30:前引け。日経平均とTOPIXの差がどこまで広がるか
  • 11月5日(木)13:55:トヨタ自動車の4〜9月期の決算発表(会社の予定)
  • 11月5日(木)夜:米国市場でSOX指数(半導体)やデータセンター株が下げ止まるか
  • 11月6日(金)夜:米国の10月の雇用統計
  • 民主党の議員から、データセンターや電力についての具体的な法案・発言が出るか

関連する動画

動画:Bloomberg Tech「Tech Mostly Higher After Democrats Win Control of Congress」(11月4日) YouTube で見る
動画:日経CNBC「【11月4日(水)東京株式市場】日経平均株価は3日続落/米中間選挙、民主党優勢でAI・半導体株安」 YouTube で見る

出典

桐生レオン ・ 特集 10:52 ・ 2026年11月5日

※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。

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