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速報 | 為替・金利 | 2026年11月6日 22:45

米10月の雇用は16.5万人増、予想の2倍超 長期金利上昇・ドル158円台

米労働統計局が6日(金)日本時間22時30分に発表した10月の雇用統計で、農業以外の働く人の数は前の月より16万5000人増えた。市場予想(6万〜7万人程度)を大きく上回り、失業率は4.1%に下がった。発表のあと米国の長期金利は上がり、ドル円は158円台半ばに上げた。

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米労働統計局(BLS)によると、10月の非農業部門雇用者数は前月比16万5000人増だった。事前の予想は、OANDA証券などが示した6万5000人増、CNBCが伝えたダウ・ジョーンズのまとめで5万9000人増で、どちらと比べても2倍を超える。失業率は4.1%(予想4.2%、9月は4.2%)。過去2か月分も上方修正され、8月は13万3000人増→18万6000人増、9月は2万9000人増→6万人増と、合わせて8万4000人増えた。

賃金も予想より強かった。平均時給は38.00ドル(1ドル=158.5円で約6020円)で、前の月より0.4%(14セント)上がり、1年前より3.1%高い。予想はそれぞれ0.3%と2.9%だった(CNBC)。業種別では、専門・ビジネスサービスが7万人、医療が4万2000人、運輸・倉庫が2万5000人、製造業が1万9000人増えた。労働参加率は61.9%、週の平均労働時間は34.4時間でほぼ変わらなかった。

背景には利上げの議論がある。米連邦準備制度理事会(FRB)は9月に政策金利を3.75〜4.00%へ上げ、10月28日の会合では据え置いたが、クック理事とクリーブランド連銀のハマック総裁の2人が追加の0.25ポイント利上げを主張して反対した。次の会合は12月8〜9日。今回の雇用統計について、OANDA証券は12月の利上げ観測を後押しする内容だとしている。

市場はすぐに反応した。CNBCによると、米10年債の利回りは6ベーシスポイント(0.06ポイント)超上がって4.903%、2年債は4.539%になった(Yahoo Financeの10年債は22時40分ごろ4.87%)。ドル円は、Yahoo Financeの1分足で発表直前の158.31円から22時31分に158.51円へ上がり、ダイヤモンド・ザイによると一時158.58円をつけた。株価指数の先物は向きが分かれ、22時40分すぎの時点でナスダック100先物は約1.6%高、ダウ先物は約0.9%安だった。前の日の5日(木)にナスダック総合指数が5.52%安、ダウが1833ドル安と大きく下げたあとで、TradingKeyによると、寄り付き前の取引ではマイクロン・テクノロジーやAMDが8%超上がるなど、半導体株に買い戻しが出ていた。

日本の市場にとっては、円安とドル高、米金利の上昇が同時に起きた形だ。6日の東京市場は日経平均が3643円安と歴代3位の下げ幅だったが、売りのきっかけは米議会選挙とAI投資への不安で、米国の景気が弱いという話ではなかった。この雇用の強さを、円安で輸出株の追い風と受け取るか、米金利の上昇でハイテク株の重しと受け取るかが、週明け9日(月)の東京の注目点になる。次の材料は10日(火)の米10月消費者物価指数(CPI)で、12月の利上げをどこまで織り込むかが変わりうる。

数字で見る

非農業部門雇用者数(10月)+16.5万人(予想 +6.5万人=OANDA証券など、+5.9万人=ダウ・ジョーンズ/CNBC)(BLS)
失業率(10月)4.1%(予想4.2%、9月4.2%)(BLS)
平均時給(10月)38.00ドル、前月比+0.4%・前年比+3.1%(予想 +0.3%・+2.9%)(BLS、CNBC)
過去2か月の改定8月 +13.3万→+18.6万人、9月 +2.9万→+6.0万人、合計+8.4万人(BLS)
米10年債利回り4.903%(+6bp超、CNBC)/4.87%(Yahoo Finance 22:40ごろ)
ドル円158.31円(22:29)→158.51円(22:31)(Yahoo Finance)、一時158.58円(ダイヤモンド・ザイ)
米株価指数先物(22:40すぎ)ナスダック100 約+1.6%、S&P500 約+0.2%、ダウ 約−0.9%(Yahoo Finance)
ヨリビケの見方上方修正を入れた直近3か月(8〜10月)の雇用の増え方は、平均で月13万7000人になる(18万6000+6万+16万5000を3で割った、ヨリビケ計算)。先月の発表の時点では8月と9月の合計は16万2000人で、今回の改定で24万6000人になった。9月の増加は2万9000人から6万人へ約2倍になった。10月の16万5000人は、予想6万5000人の約2.5倍。賃金の伸び(前年比3.1%)も予想より0.2ポイント高く、利上げを主張する側の材料が増えた形だ。

次に見るポイント

  • 11/6(金)日本時間23:30:米国株の取引開始。ナスダックの戻りとダウの下げがどうなるか
  • 11/9(月)東京市場:3643円安の翌営業日。円安・米金利上昇への業種ごとの反応
  • 11/10(火)日本時間22:30:米10月の消費者物価指数(CPI、BLS)
  • 12/8〜9(米国時間):FOMC。10月に2人が求めた追加利上げが決まるか

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動画:外為どっとコム 公式:米10月雇用統計とドル円、来週の米CPIの注意点 YouTube で見る

出典

御堂聡一 ・ 特集 22:45 ・ 2026年11月6日

※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。

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