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夕刊 | 原油

TOPIX は0.18%高で3日ぶり反発 原油高で INPEX 4.9%高、鉱業が業種別トップ 5大商社も上昇、金利の落ち着きで不動産・建設も買われる

26日(月)の東京市場で、TOPIX(東証株価指数)は前週末比7.17ポイント(0.18%)高の3972.98で取引を終えた。日経平均が503円下げる一方、東証プライム市場では値上がりした銘柄が半分を超えた。23日(金)の米国の原油高を受けて、石油・天然ガス開発の INPEX は4.90%高の4049円、株探の業種別の騰落率では鉱業が4.58%高で上昇率のトップだった。

御堂聡一 ・ 夕刊 16:09 ・ 2026年10月26日
動画:DawnNews English「Iran Says 7 Oil Tankers Hit in Hormuz as US-Israel War Fears Grow」(10/23、ホルムズ海峡のタンカー被害と原油) YouTube で見る
INPEX 終値 4,049円(10/26)
+4.90%
TOPIX 3,972.98(+0.18%)

INPEX は4000円で始まり、9時42分に4078円まで上げた。9月16日(水)の高値4092円以来の高さで、終値は前週末比189円(4.90%)高の4049円(株探・Yahoo!ファイナンス)。石油資源開発は3.04%高、ENEOS ホールディングスは3.42%高だった。商社は三菱商事が4.14%高の4910円、伊藤忠商事が3.02%高、三井物産が2.97%高、住友商事が2.42%高、丸紅が1.97%高、豊田通商が2.77%高の7432円(株探・Yahoo!ファイナンス)。株探の業種別の騰落率では、鉱業(+4.58%)、石油・石炭製品(+3.03%)、卸売業(+2.79%)、海運業(+2.20%)が上位に並び、33業種のうち22業種が上がった。日本経済新聞によると、TOPIX は3営業日ぶりの反発。

背景は、23日(金)の米国の原油高だ。WTI 原油先物の期近物は前日比3.80ドル(3.8%)高の1バレル103.27ドルで取引を終えていた(日経・株探)。株探(フィスコ)によると、ホルムズ海峡でイランがタンカーへの攻撃を強めていることや、米国がイランを再び攻撃するリスクが意識され、在庫の少なさもあって供給がひっ迫するとの懸念が買いを呼んだ。日本経済新聞によると、INPEX など石油関連株には収益の拡大を見込んだ買いが入り、豊田通商など商社株も軒並み上げた。資源の権益を多く持つ商社や石油の開発会社は、一般に原油の値上がりが利益を押し上げやすい。

反対に、燃料費が重くなる空運業は0.69%安で、日本航空は0.84%安、ANA ホールディングスは0.57%安だった(株探・Yahoo!ファイナンス)。原油からつくるナフサを原料に使う化学は0.17%安(株探)。一方で、原油とは直接関係の薄い不動産業(+1.97%)と建設業(+1.90%)も上位に入った(株探)。日本経済新聞によると、日米ともに金利の上昇がやや一服していることから、不動産株や建設株が買われた。同紙によると、日本時間26日の取引で米原油先物が下がるにつれて国内の債券を売る動きが和らぎ、新発10年物国債の利回り(長期金利)は前週末より0.020%低い2.780%で取引された。

原油の上げは、東京の取引時間中は一服していた。株探(MINKABU PRESS)は、26日のアジアの時間帯で原油先物の上昇は一服したものの、前週末に水準が切り上がったことを背景に石油関連株が買われたと伝えている。資源株の上げ幅も前場より縮み、INPEX は前引けの5.34%高から4.90%高に、株探の業種別の鉱業は5.01%高から4.58%高になった。この先は、豊田通商の決算が29日(木)、三菱商事の決算が11月4日(水)に予定されている(株探・Yahoo!ファイナンス)。原油の値段を動かす中東の材料としては、昼刊の記事で伝えたように、27日(火)のイスラエルの選挙、11月3日(火)の米国の中間選挙がある。

数字で見る

TOPIX 終値(10/26)3972.98(+7.17、+0.18%。3営業日ぶりの反発。日経・株探・Yahoo!ファイナンス)
業種別の上位(株探、15:35)鉱業 +4.58%、石油・石炭製品 +3.03%、卸売業 +2.79%、海運業 +2.20%(33業種中22業種が上昇)
逆風を受けやすい業種(株探、同)空運業 −0.69%、化学 −0.17%
INPEX(終値)4049円(+189円、+4.90%。高値4078円は9/16以来。株探・Yahoo!ファイナンス)
5大商社(終値)三菱商事 +4.14%、伊藤忠 +3.02%、三井物産 +2.97%、住友商事 +2.42%、丸紅 +1.97%(株探・Yahoo!ファイナンス)
WTI 原油先物(10/23)1バレル103.27ドル(+3.80ドル、+3.8%。日経・株探)
金利に敏感な業種(株探、15:35)不動産業 +1.97%、建設業 +1.90%(長期金利は2.780%に低下。日経)
ヨリビケの見方5大商社の上昇率の平均は2.90%で、TOPIX(+0.18%)の約16倍だった。前引けの平均3.45%からは縮んだが、日経平均への寄与度のプラスの1位・2位は前場に続いて豊田通商と三菱商事だった。株探の業種別で、原油高の追い風を受ける鉱業(+4.58%)と逆風を受ける空運(−0.69%)の差は5.27ポイントで、前引けの5.37ポイントとほぼ同じ開きを保った(株探・Yahoo!ファイナンスの騰落率からヨリビケ計算)。

次に見るポイント

  • WTI 原油先物:23日の103.27ドルからの動きと、商社・石油株と空運・化学株の値動きの差
  • 10/27(火)イスラエルの選挙、11/3(火)米中間選挙までの米国・イランの動き
  • 10/29(木)豊田通商、11/4(水)三菱商事の決算

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動画:africanews「Two 'unauthorised' oil tankers struck in Strait of Hormuz, Iran says」(10/24) YouTube で見る
この話題を伝えた動画今日の1分夕刊(10/26)御堂聡一

出典

※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。

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