GMOインターネットグループ株、15.65%安の3179円 午後も下げ広がり出来高は23日の3倍強 時価総額は1日で約630億円減
GMOインターネットグループ(9449)の株価は26日(月)、前週末比590円(15.65%)安の3179円で取引を終えた。前引けの13.61%安から午後に下げが広がり、12時44分には3167円まで下げた。子会社の FX 向けサービスへの不正アクセスで、利用者への見舞金や損失の補償によって費用が膨らむことが警戒された。サービスを提供する子会社の GMOインターネット(4784)も14.87%安で、年初来安値を更新した。
御堂聡一 ・ 夕刊 16:09 ・ 2026年10月26日GMOインターネットグループは9時12分に3419円で取引が始まり、9時17分の3507円がこの日の高値だった。後場の始まりの直後の12時44分に3167円まで下げ、終値は3179円(株探・Yahoo!ファイナンス)。出来高は386万1000株で、23日(金)の121万5200株の約3.2倍、売買代金は約128億円だった。時価総額は約3413億円(株探・Yahoo!ファイナンス)。子会社の GMOインターネットは491円から418円に下げ(14.87%安)、14時57分には414円をつけて年初来安値を更新した(株探・Yahoo!ファイナンス)。
株探(フィスコ)によると、売りの理由は、傘下の GMOインターネットが手がける FX の自動売買向け仮想サーバー「お名前.com デスクトップクラウド」で20日に不正なプログラムの設置が確認され、サーバーを一時止めたことだ。会社は24日(土)、利用者全員に一律5000円の見舞金を払い、不正アクセスで生じた損失は手数料も含めて補償すると発表しており、被害額の拡大が懸念されている。会社は同じ発表で、連結業績への影響は「現時点では算定できておりません」としていた(会社の開示・株探)。フィスコは、会社がサイバー攻撃に先手を打つ「能動的サイバー防御」の適用を政府に緊急に求めたことも伝えている。
上場するグループ会社の値動きは、午前と午後で分かれた。前引けで12.27%安だった GMOグローバルサイン・ホールディングスは6.94%安、10.46%安だった GMOフィナンシャルホールディングスは7.36%安で取引を終え、午後に下げ幅を縮めた(株探・Yahoo!ファイナンス)。一方、親会社の GMOインターネットグループは前引けの13.61%安から15.65%安に、GMOインターネットは12.22%安から14.87%安に下げを広げた。不正アクセスを受けたサービスに近い2社ほど、午後の売りが続いた形だ。
この先は、会社の追加の発表が手がかりになる。昼刊の記事で伝えたように、攻撃者を名乗る者が示した期限の27日(火)正午は東証の昼休みにあたる。会社は、見舞金と代わりのサービスの案内を30日(金)23時59分までに、損失の補償の申請方法を11月6日(金)までに案内するとしており、連結業績への影響が算定できれば開示する。株探によると、GMOインターネットグループの次の決算発表は11月13日(金)の予定。
数字で見る
| GMOインターネットグループ(9449)終値 | 3179円(−590円、−15.65%。株探・Yahoo!ファイナンス) |
|---|---|
| 同 この日の値動き | 始値3419円(9:12)/高値3507円(9:17)/安値3167円(12:44)(株探・Yahoo!ファイナンス) |
| 同 出来高・売買代金 | 386万1000株(23日は121万5200株)・約128億円(株探・Yahoo!ファイナンス) |
| 同 時価総額 | 約3413億円(株探・Yahoo!ファイナンス) |
| GMOインターネット(4784) | 418円(−73円、−14.87%。安値414円は年初来安値。株探・Yahoo!ファイナンス) |
| グループ2社(前引け → 終値) | GMOグローバルサインHD −12.27% → −6.94%、GMOフィナンシャルHD −10.46% → −7.36%(株探・Yahoo!ファイナンス) |
| 会社の対応(10/24(土)発表) | 利用者全員に一律5000円、不正取引の損失を補償、業績への影響は「算定できず」(会社の開示・株探) |
次に見るポイント
- 10/27(火)正午:攻撃者を名乗る者が示した期限(東証の昼休み中)と、その後の会社の発表
- 10/30(金)23:59まで:見舞金と代わりのサービスの案内
- 11/6(金)まで:損失補償の申請方法の案内、11/13(金)決算発表の予定(株探)
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