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速報 | 日本株

日経平均、一時1200円超安 TOPIXは小幅安、AI・半導体株に売り

30日(金)の東京株式市場で、日経平均株価は前場に下げ幅を広げ、9時46分に前日比1224.91円安の6万3434.56円をつけた(株探)。前日の米国でAIへの巨額投資を警戒した売りが出た流れを受け、半導体や電子部品などAI関連の主力株が売られた。一方、東証プライム全体の動きを示すTOPIXの下げは小さく、売りが一部の値段の高い主力株に集まっている。

神崎玲子 ・ 特集 09:49 ・ 2026年10月30日
動画:大和証券グループ公式チャンネル「10月30日(金)東京マーケット<寄り付き>」 YouTube で見る

日経平均は4日ぶりに反落して始まった。寄り付きは315.10円安の6万4344.37円で、その後も下げ幅を広げ、9時26分に1000円、9時43分に1100円、9時46分に1200円を超える下げとなった(株探)。日経の株価ページでは9時42分に1059.11円安の6万3600.36円。前日29日(木)の終値は6万4659.47円で、9時46分の水準はこれを1.89%下回る。取引が始まる前の大阪取引所の日経225先物(12月限)も、8時45分に910円安の6万3820円で始まっていた(株探、日経)。ここに書いた数字は前場の途中のもので、終値ではない。

背景は前日の米国市場だ。29日の米国ではナスダック総合指数が365.12ポイント安の2万6184.73(1.38%安)、ダウ平均が132.54ドル安の5万2342.56ドルで終えた。フィスコ(株探に配信)は、グーグルを運営するアルファベットの決算を受けてAIへの巨額投資への警戒が広がったと説明している。取引の終了後には、決算を発表したアマゾンとインテルが時間外取引で下げた(株探、日経)。日本でも同じAIの流れに乗って買われてきた銘柄に売りが向かった形だ。

フィスコの寄り付きの概況によると、東証プライムの売買代金の上位では、イビデン、富士通、レーザーテック、村田製作所、キオクシアホールディングス、アドバンテスト、ソフトバンクグループ、KOKUSAI ELECTRIC、レゾナック、フジクラ、ディスコ、古河電工、JX金属などが下げた。業種別では非鉄金属、電気・ガス、ガラス・土石、電気機器、食料品の下げが大きかった。電線の古河電工・フジクラや、半導体材料のJX金属・レゾナックのように、半導体そのものではなくデータセンター向けの部材で買われてきた銘柄にも売りが広がっている。電気・ガスは事情が別で、29日(木)に決算を出した中部電力(浜岡原発の特別損失で赤字予想)や東京電力ホールディングス(上期の経常利益68%減)が下げている(株探)。

逆に、空運、海運、小売、その他製品、不動産は上げた業種の上位にある(フィスコ)。銘柄では、29日(木)に通期予想を引き上げたコナミグループやオリエンタルランド、バンダイナムコ、ANA、日本郵船、ソニーグループ、任天堂、ファーストリテイリングなどが上げた。AIの銘柄から売った資金がすべて市場の外へ出ているわけではなく、決算のよかった銘柄や、内需・娯楽の銘柄に向かっている面がある。これが日経平均とTOPIXの下げの差に表れている。

日経平均は225銘柄の株価をもとにする指数で、株価の高い銘柄ほど動きへの影響が大きい。29日(木)には、アドバンテスト1社で日経平均の上げ幅の9割超を占めた(ヨリビケの29日の記事)。上げのときと同じ仕組みが、きょうは下げの方向に働いている。この日は、日銀の金融政策決定会合の結果が会合の終了後に出て、夕方に植田和男総裁の会見がある。さらに取引の終了後には、キオクシア、村田製作所、レーザーテックなどが決算を発表する予定で(株探)、きょう売られている銘柄自身の決算が続く。

数字で見る

日経平均(10/30 前場)寄り付き 6万4344.37円(−315.10円)→ 9:42 6万3600.36円(−1059.11円、日経)→ 9:46 6万3434.56円(−1224.91円、株探)
前日の終値(10/29)6万4659.47円(前日比 +705.28円)(株探、ヨリビケの記録)
TOPIX(10/30 前場)寄り付き 4003.26(−0.02)→ 9:29 3998.69(−4.59、−0.11%)(株探)
日経225先物(12月限)8:45 6万3820円(−910円)で始まる(大阪取引所、株探・日経)
米国株(10/29 終値)ナスダック 2万6184.73(−365.12、−1.38%)、ダウ 5万2342.56ドル(−132.54ドル)(フィスコ、ヨリビケの朝刊)
下げた業種(寄り付き)非鉄金属、電気・ガス、ガラス・土石、電気機器、食料品(フィスコ)
上げた業種(寄り付き)空運、海運、小売、その他製品、不動産(フィスコ)
ヨリビケの見方9時26分の日経平均の下げは1.57%、9時29分のTOPIXの下げは0.11%で、ほぼ同じ時刻で比べると日経平均の下げ率はTOPIXの約14倍だった。日経平均をTOPIXで割った「NT倍率」は、29日(木)の終値の16.15倍から、この時刻には15.92倍に下がった。また、9時46分の6万3434.56円は、前日29日の上げ幅705.28円を消しただけでなく、28日(水)の終値6万3954.19円も約520円下回る(いずれも株探・日経の値からヨリビケ計算)。

次に見るポイント

  • 30日(金)会合の終了後: 日銀の金融政策決定会合の結果。夕方に植田総裁の会見(金利の先行きの説明)
  • 30日(金)引け後: キオクシア、村田製作所、レーザーテック、東京エレクトロンなどの決算。売られている主力株の数字がそろう
  • 30日(金)の後場と終値: 日経平均とTOPIXの差(NT倍率)が戻るか、広がるか
  • 30日(金)夜(日本時間): 時間外で下げたアマゾン・インテルの、米国の通常取引での値動き

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出典

※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。

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