日経平均、前引け748円高の6万4823円 一時1329円高から伸び悩む
21日午前の東京市場で、日経平均株価の前引けは前日比748円13銭(1.17%)高の6万4823円55銭と、3営業日ぶりに反発した。米スペースXの決算をきっかけにAI・半導体株が買い戻され、上げ幅は一時1300円を超えたが、6万5000円を上回った場面では売りに押された。東証プライムの約7割の銘柄が上がった。
桐生レオン ・ 昼刊 11:48 ・ 2026年10月21日
日経平均は6万4885円95銭で寄り付き、9時29分に6万5404円63銭(1329円21銭高)まで上げた(Yahoo!ファイナンス。日経・株探も1300円超高と伝えた)。その後は伸び悩み、前引けは6万4823円55銭。TOPIXの前引けは43.99ポイント(1.10%)高の4053.20だった(日経・株探)。東証プライムの値上がりは1075銘柄、値下がりは414銘柄、売買代金は概算で3兆4323億円(日経・株探)。新興株のグロース市場250指数も2.83%上がった(日経)。
きっかけは米国からの流れだ。20日のダウ工業株30種平均は529ドル(1.01%)高の5万2495ドルと3営業日ぶりに反発した(日経・株探)。米東部時間20日夕には米スペースXが7〜9月期決算を発表し、売上高と最終損益が市場予想を上回って時間外取引で大きく上げた(日経・株探)。日経によると、日本時間21日朝にはナスダック100指数の先物が20日の清算値を一時1%上回り、東京でもAI・半導体株に買いが広がった。財務省が21日朝に発表した9月の貿易統計では、輸出が前年同月比16.7%増の10兆9723億円で、品目別では半導体等電子部品が49.4%増、半導体等製造装置が43.9%増と大きく伸びた。
上げを主導したのは値がさのハイテク株だ。株探の集計では、日経平均への寄与度はアドバンテスト(+94.93円)、東京エレクトロン(+91.02円)、ソフトバンクグループ(+80.91円)、イビデン(+59.06円)、TDK(+43.74円)の順。半導体の本体だけでなく、ICパッケージ基板のイビデン(+4.78%)や電子部品のTDK(+3.05%)にも買いが及んだ。三菱UFJフィナンシャル・グループ(+2.36%)などの銀行株も高かった(Yahoo!ファイナンス・株探)。一方、KDDI(−0.71%)は1銘柄で日経平均を8.5円押し下げ、マイナス寄与の首位だった(株探)。
伸び悩んだ理由について、日経は、6万5000円の節目を上回ると戻り待ちの売りが出たことを挙げた。米株価指数先物が伸び悩むと、東京でも利益確定の売りが強まったという。日経が伝えた国内証券のストラテジストの見方は「自律反発狙いの買い」で、AIへの過剰投資を巡る懸念は根強く、今月末に本格化する国内外のハイテク企業の決算を見極めたいとの声もあるとしている。
後場は12時30分から15時30分まで。米国時間21日にはテスラとメタの決算があり、日本時間では22日朝に出る。23日8時30分には日本の9月の全国消費者物価が公表される。
数字で見る
| 日経平均 前引け(10/21 11:30) | 64,823.55円(前日比 +748.13円、+1.17%) |
|---|---|
| 日経平均 前場の高値(10/21 9:29) | 65,404.63円(+1,329.21円、Yahoo!ファイナンス) |
| TOPIX 前引け(10/21 11:30) | 4,053.20(+43.99、+1.10%) |
| 東証プライム 前場 | 値上がり1,075・値下がり414・横ばい62、売買代金 約3兆4323億円(日経・株探) |
| 日経平均への寄与度 上位(株探、前引け) | アドバンテスト +94.93円、東京エレクトロン +91.02円、SBG +80.91円 |
| 9月の輸出(財務省、10/21発表) | 10兆9723億円(前年同月比 +16.7%)、半導体等電子部品 +49.4% |
| 米ダウ平均(10/20 終値) | 52,495ドル(+529ドル、+1.01%、日経・株探) |
次に見るポイント
- 21日(水)12:30 後場の取引。6万5000円の節目と、値上がり銘柄の多さが続くか
- 米国時間21日(日本時間22日朝)テスラ・メタの決算(AI向けの投資計画)
- 23日(金)8:30 日本の9月の全国消費者物価
出典
※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。



