ドル円158円台前半、原油高で円安 今夜は米テスラ決算
21日午前の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=158円30銭前後と、前日夕より円安・ドル高で推移した。米国とイランの協議が難航するとの見方から原油先物が上がり、日本の貿易赤字の拡大を意識した円売りが出た。日本時間22日朝には米テスラの7〜9月期決算が出る。
桐生レオン ・ 昼刊 11:48 ・ 2026年10月21日
円相場は10時時点で1ドル=158円35銭近辺と、前日17時時点より28銭の円安・ドル高だった(日経。株探も158円35銭前後と伝えた)。9時20分すぎには一時158円39銭をつけ、11時時点は158円30銭前後(株探)。20日のニューヨーク市場では、原油安と米長期金利の低下で一時157円83銭まで円高が進み、158円17銭前後で取引を終えていた(株探)。ユーロも1ユーロ=177円70銭台と円安方向だった(日経・株探)。
円安の背景にあるのは原油高だ。日経によると、米国の指標油種WTIの12月物は日本時間21日朝に1バレル98ドル台後半と、前日の清算値(97.82ドル)を上回った。ロイター通信の報道として日経が伝えたところでは、イランのペゼシュキアン大統領は20日、要求が満たされるまで米国との協議に応じない方針を仲介役のパキスタンに伝えた。原油高は日本の貿易収支の悪化につながるとして、円売りを誘った。財務省の9月の貿易統計では、輸入が前年同月比18.9%増の11兆5088億円と輸出の伸び(16.7%)を上回り、貿易収支は5366億円の赤字だった。
円安と原油高の影響は業種によって分かれる。21日の前場は、輸入の費用が増えやすい小売業が業種別の下落率首位だった(株探)。今夜のテスラの決算は、日本の自動車・電池の関連企業にも関わる。テスラは10月2日に、7〜9月期の生産が46万4391台、納車が48万6532台だったと発表している。
テスラは米国時間21日の取引終了後に決算資料を公表し、米中部時間16時30分(日本時間22日6時30分)から質疑の配信を行う(テスラの発表)。スペースXとの経営統合に向けた特別委員会の議論にも関心が集まる(日経・株探)。後場の東京市場では、日経平均が6万5000円の節目を再び上回るかが一つの目安になる。
数字で見る
| ドル円(10/21 10:00) | 158円35銭近辺(前日17時比 28銭の円安、日経・株探) |
|---|---|
| ドル円(10/21 11:00) | 158円30銭前後(株探) |
| ドル円(10/20 ニューヨーク) | 158円17銭前後で終了、一時157円83銭(株探) |
| WTI原油 12月物 | 10/20清算値 97.82ドル → 21日朝 98ドル台後半(日経) |
| 9月の貿易収支(財務省、10/21発表) | 5366億円の赤字(輸入 11兆5088億円、+18.9%) |
| テスラ 7〜9月期の生産/納車(会社発表、10/2) | 464,391台/486,532台 |
| テスラ 決算の質疑配信 | 米中部時間 10/21 16:30(日本時間 10/22 6:30) |
次に見るポイント
- 21日(水)12:30〜15:30 後場。日経平均の6万5000円の節目とドル円の158円台
- 日本時間22日(木)6:30 テスラの決算の質疑配信。スペースXとの統合の議論、生産と納車の見通し
- 23日(金)8:30 日本の9月の全国消費者物価
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