カプコン、4〜9月の営業益54.5%増の607億円 半年で通期計画830億円の73% 新作『プラグマタ』と過去作の販売が伸びる
カプコン(9697)は27日(火)の引け後、4〜9月期の営業利益が前年同期比54.5%増の607億円だったと発表した。据え置いた通期計画830億円の73%に半年で届いた。新作『プラグマタ』と、『バイオハザード レクイエム』など過去に出した作品の販売が利益を押し上げた。
御堂聡一 ・ 夕刊 16:08 ・ 2026年10月27日決算短信によると、4〜9月期の売上高は1208億円(+49.0%)、営業利益は607億円(+54.5%)、経常利益は612億円(+67.5%)、純利益は430億円(+56.6%)だった(会社の開示・株探)。通期の計画(売上高2100億円、営業利益830億円)は変えず、営業利益での進み具合は73.2%(ヨリビケ計算)。株探は経常利益で73.7%とし、5年平均の50.7%を上回ったと伝えている。
中心のゲーム(デジタルコンテンツ)事業は、営業利益が523億円(+66.7%)で、全体の約86%を占めた(ヨリビケ計算)。4月に出した新しいシリーズ『プラグマタ』が270万本、20年ぶりの『鬼武者 Way of the Sword』が170万本を売り、2月発売の『バイオハザード レクイエム』は累計800万本を超えた。上期の販売本数3686万本のうち3218万本(約87%)は過去に出した作品で、値下げなどで長く売る戦略が数字に表れている(会社の開示)。
パチスロ機の事業も、自社の人気作品を使った新機種で営業利益93億円(+2.2%)を出した。ゲーム株全体を見ると、27日の株価は分かれた。前日に業績予想を引き上げたコーエーテクモは3.42%高、コナミグループは1.27%安、バンダイナムコは1.11%安、任天堂は1.43%安だった(株探・Yahoo!ファイナンス)。カプコンの株価は発表前の取引で37円(0.85%)高の4380円(株探・Yahoo!ファイナンス)。
計画どおりなら、下期の営業利益は約222億円になり、前年の下期より少ない計算だ(ヨリビケ計算、くわしくは別の記事)。会社は年間の配当46円(中間23円)の予想も変えていない。次の見どころは、ゲーム各社の決算が続くなかで、カプコンが年末から年明けに向けた新作の予定や通期の見通しをどう示すかだ。
数字で見る
| 4〜9月期 売上高 | 1208億円(前年同期比+49.0%、決算短信・株探) |
|---|---|
| 4〜9月期 営業利益 | 607億円(+54.5%)。通期計画830億円(据え置き)の73.2%(決算短信・株探、進み具合はヨリビケ計算) |
| ゲーム事業の営業利益 | 523億円(+66.7%)、全体の約86%(決算短信、割合はヨリビケ計算) |
| 上期の販売本数 | 3686万本(前年同期2385万本)、うち過去作3218万本(決算短信) |
| 主な作品 | 『プラグマタ』270万本、『鬼武者 Way of the Sword』170万本、『バイオハザード レクイエム』累計800万本超(決算短信) |
| 27日(火)の終値(発表前) | 4380円(+37円、+0.85%。株探・Yahoo!ファイナンス) |
| ほかのゲーム株(27日終値) | コーエーテクモ +3.42%、コナミG −1.27%、バンナムHD −1.11%、任天堂 −1.43%(株探・Yahoo!ファイナンス) |
次に見るポイント
- 10/28(水)の株価の反応(上期の伸びと、据え置いた通期計画)
- 10/29(木)コナミグループ、11/5(木)任天堂の決算(株探・Yahoo!ファイナンス)
- 下期の新作の発売予定と、通期の見通しを変えるかどうか(次の決算で)
出典
※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。









