ヨリビケについて 1分動画 YouTube @yoribike 10/27 更新
ヨリビケ- MARKET NEWS -
夕刊 | 株式

日経平均、1078円高の6万3268円で4日ぶり反発 アンソロピックの目論見書でAI・半導体株に買い戻し 上位5社で上げ幅の97%、プライムは値下がり銘柄の方が多く

27日(火)の東京市場で、日経平均株価は前日比1078円72銭(1.73%)高の6万3268円37銭で取引を終え、4営業日ぶりに反発した。米AI開発のアンソロピックが上場に向けた目論見書を公開したのを受けて、前日まで売られていたAI・半導体の値がさ株に買い戻しが入った。ただ、上げの大部分はアドバンテストなど一部の銘柄によるもので、TOPIX は0.61%高にとどまり、東証プライム市場では値下がりした銘柄が値上がりを上回った。

御堂聡一 ・ 夕刊 16:08 ・ 2026年10月27日
動画:日経CNBC 公式チャンネル「【10月27日(火)東京株式市場】日経平均株価は4日ぶり反発/アンソロピックIPO進展、AI関連に買い/マンション『5年間転売禁止』報道で不動産下落」 YouTube で見る
日経平均 終値(10/27)
63,268円
▲1078.72円(+1.73%)

日経平均は379円43銭高の6万2569円08銭で始まり、一時は6万3684円69銭(前日比1495円高)まで上げた(株探・Yahoo!ファイナンス)。後場は高値圏でもみ合い、上げ幅を少し縮めて終えた。株探の集計では15時の時点で1177円41銭高だったが、そこから大引けまでに約99円縮んだ。TOPIX は24.39ポイント(0.61%)高の3997.37で、こちらは続伸(日経・株探・Yahoo!ファイナンス)。東証プライム市場の売買代金は概算6兆9360億円、売買高は22億4473万株だった(日経・株探)。

きっかけは米国だ。日本経済新聞によると、アンソロピックが新規株式公開(IPO)に向けた目論見書を開示したことで投資家心理が改善し、26日(月)の米国市場ではAI・半導体関連株の上昇が目立った。株探(MINKABU PRESS)によると、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が買われ、その流れが東京にも及んだ。日経は、10月に入ってAI投資の先行きへの不安から大きく下げていた関連株に、自律反発を狙った買いも入りやすかったと伝えている。アンソロピックの目論見書の中身は、朝刊の記事でまとめている。

上げは値がさ株に集中した。株探の集計では、日経平均への寄与はアドバンテストが601.93円で、ソフトバンクグループ(170.71円)、東京エレクトロン(141.58円)、イビデン(94.93円)、TDK(36.41円)が続いた。5社で1045.56円になり、上げ幅の96.9%にあたる(ヨリビケ計算)。一方、押し下げたのはリクルート(33.37円)、第一三共(23.31円)、中外製薬(21.14円)など。値上がり銘柄数は株探の集計で700、日経の集計で704、値下がりはそれぞれ797と798で、どちらでも値下がりの方が多かった。日経の14時の記事は、その時点でプライムの約6割にあたる870銘柄程度が下げていたと伝えている。

日経によると、ニッセイ基礎研究所の前山裕亮・上席研究員は、11月の米中間選挙まで重要な予定が続くなかで次第に様子見が強まったと話した。今週は、28日(水)にアドバンテストの決算、29日(木)午前3時(日本時間)に米国の FOMC(連邦公開市場委員会)の結果、30日(金)に日銀の金融政策決定会合の結果と、東京エレクトロンやキオクシアの決算が出る(FRB・日銀の日程、株探・Yahoo!ファイナンスの決算発表予定)。

数字で見る

日経平均 終値(10/27)6万3268円37銭(+1078円72銭、+1.73%。4日ぶり反発。日経・株探・Yahoo!ファイナンス)
この日の値動き始値 6万2569円08銭/高値 6万3684円69銭/安値 6万2389円47銭(株探・Yahoo!ファイナンス)
TOPIX 終値3997.37(+24.39、+0.61%。続伸。日経・株探・Yahoo!ファイナンス)
東証プライム売買代金 概算6兆9360億円・売買高22億4473万株(日経・株探)。値上がり/値下がり/変わらず 700/797/50(株探)、704/798/50(日経)
日経平均への寄与度(株探の集計)アドバンテスト +601.93円、ソフトバンクG +170.71円、東京エレクトロン +141.58円、イビデン +94.93円、TDK +36.41円/リクルート −33.37円、第一三共 −23.31円、中外製薬 −21.14円
3日続落の下げに対して10/21(水)終値 6万4621円24銭 → 10/26(月)終値 6万2189円65銭の下げ2431円59銭のうち、44.4%を取り戻した(ヨリビケ計算)
NT倍率(日経平均÷TOPIX)15.65倍(10/26)→ 15.83倍(10/27)(ヨリビケ計算)
ヨリビケの見方株探の寄与度の集計で、上位5社(アドバンテスト・ソフトバンクG・東京エレクトロン・イビデン・TDK)の押し上げは合わせて1045.56円で、上げ幅1078.72円の96.9%だった。残りの220銘柄は、差し引きで日経平均を約33円押し上げただけの計算になる。日経平均を TOPIX で割った NT倍率は15.65倍から15.83倍に上がり、上げが日経平均の重い銘柄に偏ったことを示している。10月6日(火)の終値7万683円98銭と比べると、まだ約10.5%下の水準だ(ヨリビケ計算)。

次に見るポイント

  • 10/28(水)アドバンテストの決算(会社の予定では15時30分)と、翌29日(木)の値動き
  • 10/29(木)午前3時 FOMC の結果、10/30(金)日銀の金融政策決定会合の結果
  • 10/30(金)東京エレクトロン・キオクシアの決算(株探・Yahoo!ファイナンスの決算発表予定)

関連する動画

動画:TBS NEWS DIG Powered by JNN「株価一時1400円以上値上がり アンソロピックの好調業績受け AI・半導体関連に買い注文広がる」(10/27) YouTube で見る
この話題を伝えた動画今日の1分夕刊(10/27)御堂聡一

出典

※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。

次に読む