4社で日経平均を約806円押し上げ 上げ幅798円を上回る
28日の前引けで日経平均を押し上げたのは、アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループ(SBG)、キオクシアホールディングスの4社だった。株探の寄与度の集計では4社の合計が約806円となり、日経平均の上げ幅798円73銭を上回った(合計はヨリビケ計算)。
白石ひかり ・ 昼刊 11:50 ・ 2026年10月28日株探の集計によると、前引けの日経平均へのプラスの寄与度はアドバンテストが286.94円でトップ、東京エレクトロンが237.15円、SBGが166.66円、キオクシアが115.74円、イビデンが84.55円と続いた。株価はアドバンテストが3.93%高の3万5190円、東京エレクトロンが4.99%高の9859円、SBGが4.60%高の4680円、キオクシアが12.97%高の1万4240円(いずれも前引け、株探・Yahoo!ファイナンス)。マイナスの寄与度はコナミグループの55.79円が最も大きく、日東電工(34.72円)、バンダイナムコホールディングス(33.37円)、東京海上ホールディングス(18.05円)、カプコン(17.43円)が並んだ(株探)。
なぜ4社だけでここまで動くのか。日経平均は225銘柄の株価をもとにした「平均型」の指数で、銘柄ごとの値動き(円)が係数をかけてそのまま効く。株価が高く、係数も大きい半導体株が上がると、指数は大きく動く。日本経済新聞社が公表している構成銘柄のウエート(9月30日時点)では、アドバンテストが12.39%、東京エレクトロンが8.90%、SBGが7.75%、キオクシアが1.91%で、4社だけで約3割を占める。これに対してTOPIXは、市場で売買できる株の時価総額をもとに計算するため、銀行・保険や内需株など多くの銘柄の下げがそのまま効く。
この日は、その差がはっきり出た。日経によると、前日の米国でAI関連株が上がった流れを受け、東京ではアドバンテストや東京エレクトロン、SBGに買いが入って日経平均を押し上げた。半導体関連では、イビデン(7.0%高)、太陽誘電(8.4%高)、東京応化工業(8.8%高)なども上がった(株探の前場の値上がり率ランキング)。一方で、金融や食料品、ゲーム株などに売りが広がり、TOPIXはわずかに下げ、プライムの約3分の2が値下がりした(日経・株探)。
4社はそろって決算の時期に入る。アドバンテストはきょう28日(水)15時30分、東京エレクトロンとキオクシアは30日(金)、SBGは11月10日に決算を発表する予定だ(各社のIR、株探・Yahoo!ファイナンスの決算発表予定日)。指数を動かす力の大きい会社の決算が続くので、日経平均とTOPIXの差がどう変わるかも、数字で確かめられる。
数字で見る
| アドバンテスト(6857) | 寄与 +286.94円/前引け 3万5190円(+1330円、+3.93%) |
|---|---|
| 東京エレクトロン(8035) | 寄与 +237.15円/前引け 9859円(+469円、+4.99%) |
| ソフトバンクグループ(9984) | 寄与 +166.66円/前引け 4680円(+206円、+4.60%) |
| キオクシアHD(285A) | 寄与 +115.74円/前引け 1万4240円(+1635円、+12.97%) |
| 4社の合計(ヨリビケ計算) | +806.49円(上げ幅798円73銭の約101%) |
| マイナス寄与トップ | コナミグループ(9766)−55.79円/前引け 2万2845円(−1655円、−6.76%) |
| 4社のウエート(9/30時点) | 合計 約30.9%(日本経済新聞社の公表値から) |
次に見るポイント
- 10/28(水)15:30 アドバンテストの決算
- 10/30(金)東京エレクトロン・キオクシアの決算
- 大引けの寄与度:4社の合計が上げ幅の何割になるか
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