ヨリビケについて 1分動画 YouTube @yoribike 10/23 更新
ヨリビケ
夕刊 | 株式

日経平均214円安、3カ月ぶり安値 朝の1445円安から85%戻す TOPIXは0.79%安

23日の東京市場で日経平均株価は214円68銭(0.34%)安の6万2693円16銭と続落し、7月30日以来約3カ月ぶりの安い水準で終えた。前日の米ハイテク株の急落を受けて朝方は1445円安まで売られたが、午後は半導体株に買いが入り、その日の最大の下げ幅の8割強を取り戻した。一方、TOPIXは0.79%安で、下げ率は日経平均の2.3倍だった。

御堂聡一 ・ 夕刊 16:13 ・ 2026年10月23日
動画:日経CNBC 公式チャンネル「【10月23日(金)東京株式市場】日経平均株価は続落214円安/ディスコ年初来安値、SBGは半年ぶり安値/銀行株安も重荷に、日米の金利低下で売り広がる」 YouTube で見る
日経平均 終値(10/23)
62,693円
▼214円(−0.34%)

日経平均の取引時間中の安値は6万1462円61銭で、前日比の下げ幅は1445円23銭に達した(株探・Yahoo!ファイナンス)。取引時間中に6万2000円を下回ったのは約3カ月ぶり(日経・株探)。終値は6万2693円16銭と、7月30日以来の安値水準だった。TOPIXは31.69ポイント(0.79%)安の3965.81。東証プライムでは値下がりが951銘柄と、値上がりの553銘柄を大きく上回った。売買代金は概算で8兆9383億円(日経・株探)。

朝の売りのきっかけは前日の米国市場だ。22日はナスダック総合指数が2.6%安、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が6.7%安と急落した。日経によると、米メタ・プラットフォームズの7〜9月期決算でフリーキャッシュフローが赤字になり、AIへの巨額投資による財務への不安が強まったことが背景にある。東京でも寄り付きから半導体関連に売りが集まり、東京エレクトロンは一時8800円(6.88%安)、アドバンテストは一時3万30円(7.23%安)まで下げた。

流れが変わったのは午後だ。日経によると、日経平均は長期の流れを示す200日移動平均(22日時点で6万1400円近辺)に近づいたところで下げ止まり、半導体株に打診的な買いが入った。株探は米ナスダック100指数の先物がプラスに転じたことを、日経は韓国の株価指数KOSPIが午後に上昇に転じたことを挙げている。東京エレクトロンは9458円(0.08%高)と上げて終え、アドバンテストは3万2340円(0.09%安)とほぼ前日並みまで戻した(Yahoo!ファイナンス・株探)。

指数を動かした銘柄を見ると、押し下げ役の1位はTDK(5.61%安、日経平均を78.88円押し下げ)で、日東電工、ソフトバンクグループ、コナミグループ、KDDIが続いた。押し上げ役の1位はファーストリテイリング(1.58%高)で、1銘柄で95.47円押し上げた(株探)。それでもTOPIXの下げが大きかったのは、株価の高い銘柄の影響が強い日経平均と違い、時価総額で重みをつけるTOPIXでは、金利低下で売られた銀行株の下げがより強く響くためだ(2本目の記事)。

今週1週間では、日経平均は先週末16日の終値から2631円13銭(4.03%)、TOPIXは100.19ポイント(2.46%)下げた。10月6日の終値(7万683円98銭)からは11.3%下にある(ヨリビケの終値の記録から計算)。来週は3月期企業の4〜9月期決算が本格化し、28日にアドバンテスト、30日に東京エレクトロンが決算を出す。日経によると、11月3日の米中間選挙で野党の民主党が上下両院で多数派になり、AIデータセンターの建設への規制が強まるという観測も、株価の重荷になっていた。

数字で見る

日経平均 終値(10/23)62,693.16円(−214.68円、−0.34%。日経・株探・Yahoo!ファイナンス)
日経平均 取引時間中の安値61,462.61円(前日比 −1,445.23円、株探・Yahoo!ファイナンス)
TOPIX 終値3,965.81(−31.69、−0.79%。日経・株探)
東証プライム値下がり951・値上がり553・変わらず48/売買代金 8兆9383億円(日経・株探)
寄与度押し下げ1位 TDK −78.88円/押し上げ1位 ファーストリテイリング +95.47円(株探)
東京エレクトロン/アドバンテスト一時 −6.88%/−7.23% → 終値 +0.08%(9,458円)/−0.09%(32,340円)(Yahoo!ファイナンス・株探)
今週(10/16→10/23)日経平均 −2,631.13円(−4.03%)/TOPIX −100.19(−2.46%)(ヨリビケ計算)
ヨリビケの見方日経平均は朝の安値(前日比1445円安)から大引けまでに1230円戻し、その日の最大の下げ幅の85%を取り戻した。ファーストリテイリング1社の押し上げ(95円)を除いても日経平均の下げは約310円(0.49%)で、TOPIXの下げ率(0.79%)より小さい(株探の寄与度と終値からヨリビケ計算)。

次に見るポイント

  • 27日(火)から3月期企業の4〜9月期決算が本格化(株探)。27〜28日に米FOMC、29日(木)3:00に結果発表(FRB・株探)
  • 28日(水)15:30 アドバンテスト、30日(金)東京エレクトロンの4〜9月期決算(各社のIRカレンダー):朝に売られ午後に戻した半導体株の決算
  • 11月3日(火)米中間選挙:AIデータセンターへの規制をめぐる議会の構成
この話題を伝えた動画今日の1分夕刊(10/23)御堂聡一

出典

※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。