業種は33のうち15だけ上昇、非鉄金属がトップ 不動産は千代田区の転売禁止要請の報道で3.09%安、医薬品は第一三共が8%安
27日(火)の東証33業種のうち、上がったのは15業種で、18業種が下げた(株探 15:35)。上昇率のトップは非鉄金属(+2.64%)で、電線の住友電工やフジクラにもAIの買いが及んだ。一方、不動産は3.09%安で下落率のトップ。東京都千代田区がマンションの転売禁止を要請すると報じられ、大手がそろって売られた。
御堂聡一 ・ 夕刊 16:08 ・ 2026年10月27日株探の業種別ランキング(15:35)では、上昇は非鉄金属(+2.64%)、電気機器(+2.27%)、銀行業(+2.26%)、ガラス・土石製品(+2.08%)、機械(+1.27%)の順。下落は不動産業(−3.09%)、医薬品(−2.11%)、陸運業(−2.05%)、鉱業(−1.67%)、小売業(−1.16%)の順だった。日本経済新聞も、TOPIX の業種別で不動産が3%下げて下落率の首位だったと伝えている。
非鉄金属では、光ファイバーや電線をつくる住友電工が3.51%高、フジクラが2.87%高と上げた(株探・Yahoo!ファイナンス)。データセンターの中や間をつなぐ配線の需要に結びつく銘柄で、AIの買いが半導体の外にも広がった形だ。ただ、同じ電線の古河電工は0.39%高でほぼ変わらずだった。業種の上昇率の上位には、住友金属鉱山(+3.19%)や古河機械金属(+3.27%)など非鉄の素材も入った(株探)。
不動産は、三菱地所が4.04%安、住友不動産が3.80%安、三井不動産が3.63%安だった(株探・Yahoo!ファイナンス)。日経と株探によると、日本経済新聞電子版が26日(月)、千代田区が三菱地所レジデンスなどに対し、区内で計画する分譲マンションについて5年間の転売禁止を要請すると報じた。株探によると、区が個別の物件について働きかけるのは初めてで、短期の転売を禁じる動きが広がれば、不動産の売り買いが細り価格が抑えられるとの見方から大手の株が売られた。
医薬品では、第一三共が8.16%安、中外製薬が3.03%安(株探・Yahoo!ファイナンス)。第一三共は欧州臨床腫瘍学会(ESMO)で主力のがん治療薬の試験結果が振るわなかったことなどが材料とされ、くわしくは別の記事にまとめている。陸運ではJR東日本(−3.40%)、阪急阪神(−3.16%)、JR東海(−2.91%)が下げた。日経の14時の記事によると、T&Dアセットマネジメントの浪岡宏氏は、AI・半導体株に押し目買いが入る一方で、これまで堅調だった内需株やディフェンシブ株に持ち高を調整する動きが出ているとみていた。
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| 上昇・下落した業種の数 | 上昇15・下落18(東証33業種、株探 15:35) |
|---|---|
| 上昇率の上位 | 非鉄金属 +2.64%、電気機器 +2.27%、銀行業 +2.26%、ガラス・土石製品 +2.08%(株探) |
| 下落率の上位 | 不動産業 −3.09%、医薬品 −2.11%、陸運業 −2.05%、鉱業 −1.67%(株探)。不動産は日経でも「3%下げ首位」 |
| 電線株の終値 | 住友電工 1830円(+3.51%)、フジクラ 4092円(+2.87%)、古河電工 2851円(+0.39%)(株探・Yahoo!ファイナンス) |
| 不動産大手の終値 | 三菱地所 3780円(−4.04%)、住友不動産 3266円(−3.80%)、三井不動産 1578円(−3.63%)(株探・Yahoo!ファイナンス) |
| 医薬品・陸運の主な銘柄 | 第一三共 2594.5円(−8.16%)、中外製薬 6688円(−3.03%)、JR東日本 3609円(−3.40%)(株探・Yahoo!ファイナンス) |
次に見るポイント
- 千代田区の要請の正式な内容と、ほかの区や事業者に同じ動きが広がるか
- 10/28(水)JR東海の決算(株探の決算発表予定)、10/30(金)JR東日本・住友電工・第一三共の決算(株探・Yahoo!ファイナンス)
- 11/6(金)三井不動産、11/9(月)三菱地所、11/10(火)住友不動産・フジクラの決算(株探・Yahoo!ファイナンス)
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