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ヨリビケ
夕刊 | 株式

日経平均545円高、3日ぶり反発 スペースX好決算でAI・半導体株に買い

21日の東京市場で日経平均株価は前日比545円82銭(0.85%)高の6万4621円24銭と、3日ぶりに反発した。米スペースXの7〜9月期決算が上場後初の黒字となり、アドバンテストなどAI・半導体株に買いが入った。TOPIXも34.52ポイント(0.86%)高の4043.73だった。

御堂聡一 ・ 夕刊 16:09 ・ 2026年10月21日
動画:日経CNBC 公式チャンネル「【10月21日(水)東京株式市場】日経平均株価は反発 545円高/スペースX好決算が支え AI・半導体株に買い」 YouTube で見る
日経平均 終値(10/21)
64,621円
▲545円(+0.85%)

日経平均は810円高の6万4885円95銭で始まり、9時29分に6万5404円63銭(1329円21銭高)まで上げた。前引けは748円13銭高の6万4823円55銭。午後は上げ幅を縮め、13時16分に6万4558円60銭まで伸び悩んだ後、6万4621円24銭で終えた(株探・日経・Yahoo!ファイナンス)。東証プライムでは値上がりが約980銘柄と、値下がりの約520銘柄を大きく上回った(株探・日経)。日経によると、プライムの売買代金は概算で6兆9265億円だった。

きっかけは米国の決算だ。スペースXが米東部時間20日夕に発表した7〜9月期は、売上高が前年同期比161%増の145億7500万ドル、最終損益が44億ドルの黒字(前年同期は11億ドルの赤字)だった(同社のSEC届け出)。日経によると売上高・最終損益とも市場予想を上回り、四半期では上場後初の最終黒字。同社株は時間外取引で大きく上がり、日本時間21日の米ナスダック100先物も堅調だった。前日の米ダウ工業株30種平均は529ドル85セント高の5万2495ドル88セントで終えていた(株探・Yahoo!ファイナンス)。

国内の統計も追い風になった。財務省が21日朝に発表した9月の貿易統計(速報)で、輸出は前年同月比16.7%増の10兆9723億円。品目別では半導体等電子部品が49.4%増、半導体等製造装置が43.9%増と大きく伸びた。日経は、輸出が13カ月連続で増え、9月として比較できる1979年以降で最高になったと伝え、半導体需要の強さを確認できたことも投資家心理の改善につながったとしている。

株探の寄与度では、アドバンテスト(122.98円)、ソフトバンクグループ(55.02円)、イビデン(44.90円)、東京エレクトロン(37.92円)、TDK(34.64円)の順に日経平均を押し上げた。業種別では33業種のうち24業種が上がり、上昇率の首位は前日に下落率首位だった非鉄金属(2.62%高)で、フジクラも3.70%高と戻した。銀行業(2.33%高)、保険業(2.12%高)が続いた。前日に上昇率上位だった小売業は0.88%安と下落率の首位に回り、KDDI(12.74円)とファーストリテイリング(12.14円)が押し下げた(株探)。韓国の総合株価指数(KOSPI)も182.92ポイント(3.29%)高の5735.66と大幅に反発した(株探・日経)。

この先は日米のハイテク企業の決算が続く。21日(米国時間)にはテスラとメタが7〜9月期の決算を発表し、日本時間では22日の朝に出る。日経は、メタなど大手クラウド事業者の決算が出そろうまで投資家は慎重にならざるを得ないとの外資系証券の声を伝えた。国内では22日の取引終了後にディスコ、28日にアドバンテスト、30日に東京エレクトロンとキオクシアHDが決算を発表する予定(株探)。29〜30日には日銀の金融政策決定会合もある。

数字で見る

日経平均 終値(10/21 15:30)64,621.24円(前日比 +545.82円、+0.85%)
日経平均 高値(10/21 9:29)65,404.63円(+1,329.21円、株探・Yahoo!ファイナンス)
TOPIX 終値(10/21)4,043.73(+34.52、+0.86%、3日ぶり反発)
押し上げ上位(大引け、株探)アドバンテスト +122.98円/SBG +55.02円/イビデン +44.90円
業種別(10/21 大引け、株探)33業種中24業種が上昇。首位 非鉄金属 +2.62%、最下位 小売業 −0.88%
9月の輸出(財務省 速報、10/21発表)10兆9723億円(前年同月比 +16.7%)、うち半導体等電子部品 +49.4%
韓国KOSPI 終値(10/21)5,735.66(+182.92、+3.29%、株探・日経)
ヨリビケの見方日経平均は16日から20日までの2日間で1248円87銭下げており、この日の上げ(545円82銭)はその43.7%にあたる。寄与度の上位3社(アドバンテスト・SBG・イビデン)の合計は222.90円で、上げ幅の約41%を占めた。非鉄金属の業種別指数は前日の5.65%安に続きこの日は2.62%上げたが、19日の水準をなお約3.2%下回る。

次に見るポイント

  • 21日(米国時間)テスラとメタの7〜9月期決算(日本時間22日朝)
  • 22日(木)引け後 ディスコの決算、28日(水)アドバンテスト、30日(金)東京エレクトロン・キオクシアHDの決算(株探)
  • 29〜30日 日銀の金融政策決定会合(30日に展望レポート)
この話題を伝えた動画今日の1分夕刊(10/21)御堂聡一

出典

※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。