日経平均、685円高の6万3954円で続伸 一時は6万4000円台も、TOPIXは5.66ポイント安で安値引け プライムの7割が値下がり、NT倍率は16倍台に
28日(水)の東京市場で、日経平均株価は前日比685円82銭(1.08%)高の6万3954円19銭で取引を終え、2日続けて上がった。米国の半導体株高と韓国株の急伸を受けて、AI・半導体の主力株に買いが入った。一方でTOPIXは5.66ポイント安の3991.71と、この日の安値で終わり、東証プライム市場では7割の銘柄が値下がりした。
神崎玲子 ・ 夕刊 16:16 ・ 2026年10月28日日経平均は6万3738円98銭で始まり、一時は6万4308円71銭(前日比1040円高)まで上げた(株探・Yahoo!ファイナンス)。終値は6万3954円19銭。TOPIXは朝方に4027.03まで上げたものの、その後は下げに転じ、3991.71(−0.14%)で終えた(日経・Yahoo!ファイナンス)。株探(MINKABU PRESS)の集計では、プライム市場の売買代金は概算8兆742億円と3日ぶりに8兆円を超え、値上がり432銘柄に対して値下がりは1096銘柄だった。
日本経済新聞の大引けの記事は、27日(火)の米国の半導体株高に加え、半導体株の比重が大きい韓国総合株価指数(KOSPI)が大きく上がり、海外の短期の投資家がAI関連株などを買ったと伝えている。株探(MINKABU PRESS)は、KOSPIの急伸の背景に、この日に7〜9月期の決算を発表した韓国のSKハイニックスの好業績があったとしている。日経は、米コアウィーブの信用不安から始まった株安の流れが一服したとも伝えた。
買われたのは半導体に偏った。株探によると、売買代金が最も多かったキオクシアホールディングスが13%を超えて上げ、アドバンテスト、レーザーテック(+5.50%)、ディスコ(+5.14%)など半導体の製造装置の銘柄が買われた(騰落率は株探)。一方で、ソニーグループ、任天堂、トヨタ自動車が売られ、カプコンやコナミグループも下げた。日経平均は株価の高い銘柄の値動きが大きく効く仕組みで、会社の大きさ(時価総額)で計算するTOPIXとの差が広がった。日経平均をTOPIXで割ったNT倍率は16.02倍と、前日の15.83倍から上がった(ヨリビケ計算)。
日経平均は2日間で1764円上げ、21日(水)から26日(月)までの3日続落の下げ(2431円59銭)の約73%を取り戻した(ヨリビケ計算)。ただ、10月6日(火)の終値7万683円98銭と比べるとまだ約9.5%低い。今夜からあすにかけては、日本時間29日(木)午前3時に米国のFOMC(連邦公開市場委員会)の結果が出る。日経は、FOMCが相場の戻りのカギを握るとして注目が集まっていると伝えている。
数字で見る
| 日経平均 終値(10/28) | 6万3954円19銭(+685円82銭、+1.08%。2日続伸。日経・株探・Yahoo!ファイナンス) |
|---|---|
| この日の値動き | 始値 6万3738円98銭/高値 6万4308円71銭/安値 6万3660円30銭(株探・Yahoo!ファイナンス) |
| TOPIX 終値 | 3991.71(−5.66、−0.14%。この日の安値で引け。高値は4027.03。日経・Yahoo!ファイナンス) |
| 東証プライム | 売買代金 概算8兆742億円・売買高23億8210万株、値上がり432/値下がり1096/変わらず25(株探 MINKABU PRESS) |
| NT倍率(日経平均÷TOPIX) | 16.02倍(前日15.83倍。ヨリビケ計算) |
| 3日続落の下げに対して | 10/21(水)終値 6万4621円24銭 → 10/26(月)終値 6万2189円65銭の下げ2431円59銭のうち、2日間で1764円54銭(約72.6%)を取り戻した(ヨリビケ計算) |
| 10/6(火)の終値と比べて | 7万683円98銭から約9.5%低い(ヨリビケ計算) |
次に見るポイント
- 10/29(木)午前3時(日本時間)FOMCの結果と、議長の会見での金利の先行きについての言い方
- 10/29(木)アドバンテストの決算への株価の反応と、日経平均・TOPIXの差がさらに開くか
- 10/30(金)日銀の金融政策決定会合の結果と、東京エレクトロン・キオクシアの決算
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