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速報 | 日本株 | 2026年11月4日 10:47

日経平均、一時1900円超安 米中間選挙は民主党優勢、AI株に売り

文化の日の休みが明けた4日(水)の東京市場で、日経平均は10時41分に前の営業日(2日)より1931円安い6万1150円まで下げた(株探)。米国の中間選挙の開票が同じ時間に進み、下院は野党・民主党が優勢と伝えられている。売られているのはアドバンテストやソフトバンクグループなどAI・半導体の関連株だ。

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日経平均は2日の終値6万3081円から108円安の6万2973円で始まった。寄り付き直後はAMDの好決算を受けた半導体株の買いで小幅に上がる場面もあったが、すぐに下げに転じた(日経)。共同通信によると9時15分には399円安、株探によると10時41分には1931円安の6万1150円まで下げ幅を広げた。日経も10時42分の更新で「1900円超安の6万1000円台前半まで下げる場面があった」と伝えている。株探の10時29分の値では、キオクシアが9.61%安、ソフトバンクグループが6.53%安、アドバンテストが6.18%安、東京エレクトロンが4.78%安。京セラも8.11%安だが、こちらは減損を計上して7〜9月期の業績が下振れたことが理由と株探は伝えている。一方で、ファーストリテイリングは1.26%高と逆に上げていた。

背景は2つある。1つは、AI関連株への不安が続いていることだ。米国のナスダック総合指数は3日(火)に0.82%上がったが、2日までの3日間でおよそ5%下げており、AI投資がいつまで続くか、もうかるのかを疑う売りが出ていた(日経)。もう1つが中間選挙だ。日経によると、市場では民主党が上下両院で多数を握るとの見方が多く、選挙ではデータセンターの建設が争点の一つになっている。与党・共和党が大敗すれば建設の勢いが鈍るのではないかという警戒が、株価の重荷になっていると日経は伝えている。

開票の途中経過は次のとおりだ(米東部時間3日午後8時39分=日本時間4日10時39分時点、CNBC)。下院はCNBCの選挙分析チームが「民主党寄り」と見ているが、まだ確定していない。上院では、ノースカロライナ州で民主党のロイ・クーパー氏が当選を確実にし、共和党が持っていた議席を奪った(AP通信の判定、CNBC・Axios)。ジョージア州では民主党のオソフ氏が再選を決めた(ロイター、CNBC)。民主党が上院で多数を取るには、差し引き4議席を増やす必要がある(ロイター)。米国の株価指数の先物は、日本時間9時34分の時点でS&P500が0.5%安、ナスダック100が0.9%安、ダウが235ドル安だった(CNBC)。

市場の見方は分かれている。CNBCによると、JPモルガンは民主党が上下両院を取る「ブルーウエーブ」になれば、4日(水)のS&P500はおよそ0.5%下がるとみている。ロイターによると、ペッパーストーンのクリス・ウェストン氏は、民主党が僅差で勝つ形ならかなりの部分がすでに株価に織り込まれているとし、勝ち方の大きさと予想とのずれの方が値動きを左右するとみている。ドイツ銀行は、1930年以降の24回の中間選挙のうち22回で、選挙のあとS&P500が上がったと指摘している(CNBC)。

この先は、上院の勝敗がどこまで固まるかが焦点になる。共同通信によると、郵便投票の集計には数日かかる可能性がある。データセンターの建設の勢いが話題になれば、半導体だけでなく、電線や送変電の設備など、米国のデータセンター投資で売り上げを伸ばしてきた日本の会社にも目が向く。週末の6日(金)の夜には10月の米雇用統計が出る。

数字で見る

日経平均(2日終値)6万3081.86円
日経平均(4日 寄り付き)6万2973.16円(−108.70円)
日経平均(4日 10:41)6万1150.75円(−1931.11円、−3.06%)(株探。日経は「1900円超安」)
TOPIX(4日 10:29)3877.04(−1.35%)。同時刻の日経平均は−2.47%(株探)
主な銘柄(4日 10:29、株探)キオクシア −9.61%、京セラ −8.11%、SBG −6.53%、アドテスト −6.18%、東エレク −4.78%、ファストリ +1.26%
米株価指数の先物(日本時間 4日 9:34)S&P500 −0.5%、ナスダック100 −0.9%、ダウ −235ドル(CNBC)
中間選挙(日本時間 4日 10:39時点)下院は「民主党寄り」(CNBC、未確定)。上院はノースカロライナで民主党が議席を奪う(AP)。多数には差し引き+4が必要
ヨリビケの見方下げは寄り付きのあとに広がった。始値は108円安だったが、10時41分には1931円安で、下げ幅は始値の時点の約18倍になった。この間、日本時間9時34分には米国株の先物がナスダック100で0.9%安になり、9時57分ごろにはCNBCが下院を「民主党寄り」と判定している(CNBC)。また、10時29分の時点で日経平均は2.47%安、TOPIXは1.35%安で、日経平均の下げ率はTOPIXの約1.8倍だった(ヨリビケ計算)。値がさの半導体株やソフトバンクグループの比重が大きい日経平均の方が大きく下げており、市場全体が同じように売られているわけではない。

次に見るポイント

  • 11/4(水)11:30 前引け・15:30 大引け:下げ幅がどこまで残るか
  • 11/4(水)〜:上院の残りの接戦州の判定。郵便投票の集計は数日かかる可能性(共同通信)
  • 11/4(水)夜(日本時間):米国市場が選挙の結果を初めて受け止める
  • 11/6(金)22:30(日本時間):10月の米雇用統計
  • 2027/1/3(日):新しい議会が始まる

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出典

神崎玲子 ・ 特集 10:47 ・ 2026年11月4日

※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。

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