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ヨリビケ- MARKET NEWS -
朝刊 | 米国 | 2026年11月6日 06:36

ナスダック5.52%安、最高値から11.9%下げて調整局面に ダウは1833ドル安で選挙の日の終値も下回る 3指数とも2025年4月以来の下げ

5日(木)のニューヨーク市場は、主な3つの指数がそろって大きく下げた。ハイテク株の多いナスダック総合指数は5.52%安で、10月6日の最高値から10%を超えて下げる「調整局面」に入った。前の日に選挙の結果を受けて1569ドル上げたダウは、1日でその上げを打ち消し、さらに選挙の日の終値も下回った。

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ナスダック総合 終値の騰落率(11/5)
-5.52%
終値 2万4315

終値は、ダウ工業株30種平均が前の日より1833.06ドル安い5万1523.06ドル(3.44%安)、S&P500が334.89安い7353.73(4.36%安)、ナスダック総合指数が1421.51安い2万4315.00(5.52%安)だった(株探の米国市場データ、Yahoo Finance、CNBC)。CNBC によると、3つの指数とも2025年4月4日以来の大きな下げで、中小型株のラッセル2000も4.45%安と調整局面に入った。ナスダックの終値は、10月6日(火)の最高値2万7599.79から11.9%低い(Yahoo Finance の終値からヨリビケ計算)。株価が最高値から10%を超えて下がると「調整」、20%を超えると「弱気相場」と呼ばれる。

流れを振り返ると、3日(火)の中間選挙で民主党が上院・下院の両方で多数派をとり、4日(水)のダウは1569.40ドル高(3.03%高)と大きく上げた。ところが5日は一転して売られ、終値は選挙の日の3日の終値5万1786.72ドルより263.66ドル低い(Yahoo Finance の終値からヨリビケ計算)。株探(フィスコ)は、中間選挙での民主党の勝利で AI の進み方が制限されるとの懸念から売りが加速し、データセンターの建設が鈍ることへの警戒から、とくにハイテク株が売られたと伝えている。理由の中身は、この日の3本目の記事「データセンターへの懸念」でくわしく書く。

売りは株以外にも広がった。市場の不安の大きさを映す VIX 指数(恐怖指数)は11.57ポイント上がって28.18になった(株探、CNBC、Yahoo Finance)。CNBC によると、1日の上げ幅は2025年4月4日以来の大きさで、水準は3月末以来の高さだ。お金が比較的安全とされる国債に向かい、米国の10年物国債の利回りは4.84%と前の日より0.06ポイント下がった(米財務省、CNBC)。ドル円は1ドル=157円70銭前後と、前の日より70銭ほど円高・ドル安だった(株探の MINKABU PRESS、フィスコ)。

中身を分けて読むと、同じ大きなハイテク株でも下げ方には大きな差があった。マグニフィセント・セブンと呼ばれる7社はそろって下げたが、アップルは1.53%安、アマゾンは2.19%安、アルファベット(A株)は2.20%安にとどまった。一方で、AI 向けの半導体をつくるエヌビディアは9.26%安、テスラは10.77%安だった(CNBC、Yahoo Finance)。前の日の4日には、マイクロソフトが6.68%高、アマゾンが6.12%高と大きく上げていた。売りの中心は、ハイテク全体というより、AI の設備づくりに直接かかわる会社だったと読める。

この先の材料として、CNBC は過去10年の10回の調整局面をまとめ、そのうち2025年・2022年・2020年・2018年は、その後1か月はさらに売られる場面があった一方、底から3か月後のナスダックは平均9.41%上がっていたと伝えている(2022年1月の調整は、その後6か月でさらに18.3%下げた例外)。過去の数字で、今回もそうなるという意味ではない。目先の日程では、6日(金)の日本時間22時30分に米国の10月の雇用統計が出る(5本目の記事)。

数字で見る

ダウ(11/5 終値)5万1523.06ドル、−1833.06ドル(−3.44%)(株探、Yahoo Finance、CNBC)
S&P500(同)7353.73、−334.89(−4.36%)(同)
ナスダック総合(同)2万4315.00、−1421.51(−5.52%)。最高値(10/6、2万7599.79)から−11.9%(同。最高値との差はヨリビケ計算)
ラッセル2000(同)2729.89(−4.45%)、調整局面入り(CNBC、Yahoo Finance)
VIX 指数(同)28.18(+11.57)(株探、CNBC、Yahoo Finance)
米10年債利回り(同)4.84%(前日4.90%)(米財務省、CNBC)
大きなハイテク株(同)アップル −1.53%、アマゾン −2.19%、アルファベット −2.20%、エヌビディア −9.26%(CNBC、Yahoo Finance)
ヨリビケの見方ダウは4日に1569.40ドル上げ、5日に1833.06ドル下げた。2日で差し引き263.66ドルの下げで、選挙の日(3日)の終値を下回った(ヨリビケ計算)。マグニフィセント・セブンの中でも、アップル・アマゾン・アルファベットの下げは1.5〜2.2%で、エヌビディアの9.26%、テスラの10.77%と比べると4分の1から7分の1ほどだった。いずれも確かめた終値からの計算で、株価の先行きを示すものではない。

次に見るポイント

  • 11/6(金)22:30(日本時間):米国の10月の雇用統計(金利の見通しを通じてハイテク株にも効きやすい)
  • ナスダックが最高値から20%下(およそ2万2080)に近づくか、離れるか(20%超の下げは弱気相場と呼ばれる。水準はヨリビケ計算)
  • VIX 指数が20台後半から落ち着くか(3月末以来の高さ)

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動画:Bloomberg Podcasts「Stocks Plunge as Traders Dump Everything With AI Exposure」 YouTube で見る
この話題を伝えた動画今日の1分朝刊(11/6)日向かなえ

出典

日向かなえ ・ 朝刊 06:36 ・ 2026年11月6日

※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。

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