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昼刊 | 決算

上方修正でも明暗 アドバンテスト一時9%高、日立は一時9%超安・NECは一時10%安

28日(水)の引け後にそろって通期の業績見通しを引き上げた3社で、29日(木)前場の株価の動きが分かれた。アドバンテストは純利益の予想を7415億円に上げて一時9%あまり高、日立製作所は一時9%を超える下げ、NECは一時10%安になった(株探・Yahoo!ファイナンス・日経)。

白石ひかり ・ 昼刊 11:55 ・ 2026年10月29日
動画:日経CNBC 公式チャンネル「【10月28日(水)東京株式市場】日経平均株価は続伸685円高/…/アドバンテスト上方修正、市場予想上回る」(10/28) YouTube で見る

アドバンテスト(6857)は、2027年3月期の連結純利益の予想を、7月時点の6600億円から7415億円(前期比97.5%増)に、営業利益の予想を8460億円から9670億円に、売上高を1兆7140億円から1兆8630億円に引き上げた(決算短信)。上方修正は今期2度目で、上限1100万株・2800億円の自社株買いも決めた(同社の開示)。株価は9時31分に前日比3190円(9.13%)高の3万8120円を付け、前引けは1890円(5.41%)高の3万6820円だった(日経・株探・Yahoo!ファイナンス)。

日立製作所(6501)は、通期の売上収益を11兆7000億円から12兆円に、調整後営業利益を1兆4080億円から1兆4500億円に、純利益を9000億円から9200億円に引き上げ、中間配当も4円増やして32円にした(決算短信、株探)。それでも株価は大きく下げ、日経によると10時25分に前日比516円(9.18%)安の5104円を付けた。安値はその後の11時6分の5081円(9.59%安)で、前引けは488円(8.68%)安の5132円だった(株探・Yahoo!ファイナンス)。

NEC(6701)は、通期の売上収益を3兆5400億円から3兆7400億円に、会社が本業の利益とする Non-GAAP 営業利益を4300億円から4600億円に、Non-GAAP 純利益を2900億円から3100億円に引き上げた(決算短信、株探)。株価は9時23分に前日比532円(10.05%)安の4760円まで下げ、前引けは401円(7.58%)安の4891円で2日続けて下げた(日経・株探・Yahoo!ファイナンス)。

差はどこにあったのか。フィスコによると、アドバンテストの7〜9月期の営業利益は2668億円で、2200億円程度だった市場予想を大きく上回り、新しい通期の営業利益予想9670億円も8800〜8900億円程度のコンセンサス(市場の予想の平均)を上回った。一方、日立について日経は通期の純利益が市場予想を下回ったと伝え、フィスコは7〜9月期の調整後営業利益が市場予想を100億円強下回り、通期予想もコンセンサスをやや下回る水準だとした。NECについてフィスコは、7〜9月期は予想を上回ったものの、通期の上方修正は米CSGを連結した効果が主で、市場ではほぼ織り込み済みとみられるとしている。

波及は業種にも出た。電気機器はアドバンテストが大きく上がったにもかかわらず33業種で最も下げ(−1.95%)、下落率の上位には日立が入った(株探)。同じ「上方修正」でも、市場があらかじめ見込んでいた水準を超えたかどうかで反応が分かれたと読める。午後以降は、きょう決算を出すイビデンやルネサスなど、同じAI・電機関連の会社の数字と、それに対する株価の反応が手がかりになる。

数字で見る

アドバンテスト(6857)純利益予想 6600億→7415億円/一時 3万8120円(+9.13%)/前引け 3万6820円(+5.41%)
日立製作所(6501)純利益予想 9000億→9200億円/安値 5081円(−9.59%)/前引け 5132円(−8.68%)
NEC(6701)Non-GAAP 営業利益予想 4300億→4600億円/安値 4760円(−10.05%)/前引け 4891円(−7.58%)
上方修正の幅(純利益、ヨリビケ計算)アドバンテスト +12.3%/日立 +2.2%/NEC(Non-GAAP)+6.9%
アドバンテストの通期営業利益予想9670億円(コンセンサス 8800〜8900億円程度=フィスコ)
アドバンテストの自社株買い上限1100万株・2800億円(10/29〜2027/3/24)
電気機器(業種別、前引け)−1.95%で33業種の最下位(株探)
ヨリビケの見方アドバンテストの新しい営業利益予想9670億円は、フィスコが伝えたコンセンサス(8800〜8900億円程度)を770〜870億円上回る。純利益の上方修正の幅もアドバンテスト12.3%に対し、日立は2.2%だった(決算短信からヨリビケ計算)。

次に見るポイント

  • 10/29(木)後場:3社の値動きが前場の高値・安値からどこまで戻るか
  • 10/29(木)引け後:イビデン・ルネサスなどの決算
  • 10/30(金)東京エレクトロン・キオクシアの決算(同じ半導体関連)

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動画:stockvoice「楽天証券マーケットNEWS 10月29日【前引け】」(10/29) YouTube で見る
この話題を伝えた動画今日の1分昼刊(10/29)白石ひかり

出典

※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。

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