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夕刊 | 株式

非鉄5.35%安で下落率首位、レゾナック11%安 鉱業・保険は上昇

株探の集計では、東証33業種のうち20業種が下げ、下落率の首位は非鉄金属(−5.35%)だった。電線大手が売られ、半導体材料を手がけるレゾナック・ホールディングスは11.16%安。一方で鉱業(+2.56%)や保険業(+1.30%)は上がり、業種によって明暗が分かれた。

御堂聡一 ・ 夕刊 16:10 ・ 2026年10月22日
非鉄5.35%安で下落率首位、レゾナック11%安 鉱業・保険は上昇
画像:ヨリビケ(AI生成)
東証33業種 騰落率 上位3・下位3(10/22)
鉱業
+2.56%
保険業
+1.30%
サービス業
+1.23%
電気機器
-2.54%
ガラス・土石
-2.99%
非鉄金属
-5.35%

株探の大引けの集計では、下落率の上位は非鉄金属(−5.35%)、ガラス・土石製品(−2.99%)、電気機器(−2.54%)、機械(−2.31%)、金属製品(−2.16%)、銀行業(−2.11%)の順だった。非鉄では古河電気工業が7.92%安、フジクラが6.19%安と、電線株が大きく下げた(Yahoo!ファイナンス・株探)。上がったのは13業種で、鉱業(+2.56%)、保険業(+1.30%)、サービス業(+1.23%)、空運業(+1.15%)、陸運業(+1.14%)が上位だった(株探)。

化学ではレゾナック・ホールディングスが1630円(11.16%)安の1万2975円と、東証プライムの値下がり率の上位に入った(Yahoo!ファイナンス・株探)。寄り付きの1万4490円がこの日の高値で、その後は売りに押された。半導体の材料を手がける大手で、株探はデータセンター関連の銘柄に分類している。同じくデータセンター関連とされるイビデンも9.49%安だった(株探)。

意外な所では、半導体の装置そのものではなく、部材や部品の会社にも売りが及んだ。株探の業種別の集計で、業種の中で下落率の上位に入ったのは、金属製品ではシリコンウエハーのSUMCO、ガラス・土石製品では研磨材のフジミインコーポレーテッドや日本ガイシ、機械では精密減速機のハーモニック・ドライブ・システムズだった。AI投資の広がりで買われてきた分、AI関連への売りが出ると下げも大きくなりやすい。

上がった業種には中東情勢の影響が見える。鉱業ではINPEXが117円(3.08%)高の3917円と、この日の高値で終えた(Yahoo!ファイナンス・株探)。日経は、サウジアラビアにある米大使館の一部職員らに退避命令が出て、原油高への懸念がくすぶったと伝えている。保険では東京海上ホールディングスが2.24%高(Yahoo!ファイナンス・株探)。原油高は一般に航空会社の燃料費を押し上げるが、この日の空運業は1.15%高で、業種の動きは一律ではなかった。銀行業は前日の2.33%高(株探)から一転して2.11%安となった。

非鉄金属は振れ幅の大きい日が続く。株探の集計で、20日は5.65%安で下落率の首位、21日は2.62%高で上昇率の首位、22日はまた5.35%安で下落率の首位だった。この先は、30日(金)の東京エレクトロンなど半導体関連の決算と、中東情勢と原油の動き、29〜30日の日銀の金融政策決定会合が、業種ごとの動きの手がかりになる。

数字で見る

東証33業種(10/22 大引け、株探)上昇13・下落20
下落率の上位(株探)非鉄金属 −5.35%、ガラス・土石 −2.99%、電気機器 −2.54%
上昇率の上位(株探)鉱業 +2.56%、保険業 +1.30%、サービス業 +1.23%
レゾナックHD(4004)終値(10/22)12,975円(−1,630円、−11.16%)
電線大手 終値(10/22)古河電工 −7.92%、フジクラ −6.19%
INPEX(1605)終値(10/22)3,917円(+117円、+3.08%)=この日の高値
非鉄金属の騰落率(株探)10/20 −5.65% → 10/21 +2.62% → 10/22 −5.35%
ヨリビケの見方非鉄金属の業種別指数は、20日の5.65%安、21日の2.62%高、22日の5.35%安で、3日間を合わせると約8.4%下げた(株探の騰落率を掛け合わせてヨリビケ計算)。33業種の上昇・下落の数は、前日21日の上昇24・下落9から、22日は上昇13・下落20に入れ替わった(株探)。

次に見るポイント

  • 23日(金)以降 中東情勢と原油価格(鉱業・空運・化学の手がかり)
  • 29〜30日(木・金)日銀の金融政策決定会合(銀行・保険の手がかり)
  • 30日(金)東京エレクトロンなど半導体関連の決算と、部材・電線株の反応
この話題を伝えた動画今日の1分夕刊(10/22)御堂聡一

出典

※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。