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速報 | 日本株

日経平均、一時1400円超安で最高値から1割下 中東の攻撃計画報道とAI株売り

22日の東京市場で、日経平均の下げ幅は後場に入って広がり、13時35分に前日比1413円08銭安の6万3208円16銭まで下げた(株探)。前引けの703円安から下げ幅は約2倍になった。10月6日の終値の最高値(7万683円98銭)からは10%あまり低い水準だ。半導体・AI関連株の売りに、米国とイスラエルがイランへの攻撃再開を計画しているとの米紙の報道が重なった。

白石ひかり ・ 特集 13:52 ・ 2026年10月22日
動画:大和証券グループ公式チャンネル「10月22日(木)東京マーケット<前引け>」 YouTube で見る

日経平均は前引けが703円81銭安の6万3917円43銭(フィスコ)で、後場は909円28銭安の6万3711円96銭で始まった(ザイFX!)。その後も下げ幅を広げ、13時35分に1413円08銭安まで売られた(株探)。13時32分時点の下落率は日経平均が2.09%だったのに対し、TOPIX(東証株価指数)は0.80%安の4011円21銭にとどまった(株探)。日経平均への影響が大きい東京エレクトロンは13時32分時点で610円安の9550円(6.00%安)と、指数を押し下げる銘柄の筆頭になっている(株探、Yahoo Finance の値)。

売りの理由として、フィスコは昼のまとめで、米半導体製造装置大手ラムリサーチの売上高見通しを巡る不透明感と、中東情勢の緊張を挙げている。中東では、米紙ニューヨーク・タイムズが21日、米軍とイスラエル軍が11月3日の米中間選挙の後に、イランの核施設やミサイル・ドローンの拠点、エネルギー施設を対象に、短期集中の攻撃を再開する計画を作ったと報じた、と Investing.com や investingLive が伝えた。トランプ大統領は新たな攻撃をまだ承認しておらず、今年はたびたび攻撃を見送ってきたとも伝えられている。前日の米国市場の取引中には、国務省が湾岸地域の大使館職員らに退避命令を準備しているとの報道で原油が上昇に転じる場面もあった(フィスコ)。

売りは東京だけではない。韓国の総合株価指数(KOSPI)は13時半ごろに3.3%安、米ナスダック100の先物も1.4%安で推移している(Yahoo Finance の値)。一方で原油は上がり、北海ブレントの先物は1バレル110ドル台後半と前日比1.8%前後高い(Yahoo Finance、Investing.com)。国内では原油・ガス開発のINPEXが13時34分時点で2.03%高と、相場全体とは逆に上げている(株探)。円相場は1ドル=157円70銭前後と、前日より円高・ドル安に動いた(Yahoo Finance、日本経済新聞の相場欄)。

報道によると、イラン側は攻撃が再開されればサウジアラビアの製油所や、データセンター、海底の通信ケーブルを標的にしうると警告している(Investing.com、investingLive)。原油の値段は、ガソリン代や電気代を通じて物価に、データセンターや通信ケーブルはAI関連の投資の話にもつながるため、中東の報道はエネルギー株だけでなく、幅広い銘柄の値動きの材料になりやすい。一方で、パキスタンやカタールを仲介役にした停戦の協議も続いているとされ(Newsmax)、計画が実行されるかは決まっていない。

このあとは、16時にディスコが7〜9月期の決算を発表する予定で、半導体関連株の見通しを確かめる機会になる。23日朝には国内の9月の全国消費者物価指数(CPI)が出る。日銀の金融政策決定会合は29日・30日。中東については、トランプ大統領が攻撃を承認するかどうかと、11月3日の米中間選挙までの日程が焦点になる。

数字で見る

日経平均(13時35分)6万3208円16銭(前日比 −1413円08銭)(株探)
日経平均(前引け)6万3917円43銭(−703円81銭)(フィスコ・株探)
TOPIX(13時32分)4011円21銭(−32円52銭、−0.80%)(株探)
東京エレクトロン(13時32分)9550円(−610円、−6.00%)(株探・Yahoo Finance)
北海ブレント原油先物(13時36分ごろ)1バレル110.77ドル(+1.8%前後)(Yahoo Finance・Investing.com)
ドル円(13時半すぎ)1ドル=157円70銭前後(Yahoo Finance・日本経済新聞の相場欄)
日経平均の終値の最高値7万683円98銭(10月6日)(ヨリビケの終値の記録)
ヨリビケの見方13時35分の6万3208円16銭は、10月6日の終値の最高値から7475円82銭(10.58%)低い。ヨリビケが記録している9月1日以降の終値のどれよりも低く、これまでの最も低い終値は9月15日の6万3484円10銭だった。13時32分時点の下落率は日経平均2.09%、TOPIX 0.80%で、日経平均の下げはTOPIXの約2.6倍。日経平均÷TOPIXの比率(NT倍率)は21日の15.98倍から15.77倍に下がっており、値がさの半導体・AI関連株が日経平均を大きく押し下げている形だ(株探の値からヨリビケ計算)。

次に見るポイント

  • 10月22日(木)15時30分:大引け。下げ幅と、TOPIX との差がどこまで広がったか
  • 10月22日(木)16時:ディスコの7〜9月期決算。半導体の装置・部品への需要の見通し
  • 10月23日(金)8時30分:9月の全国消費者物価指数(CPI)
  • 10月29日(木)・30日(金):日銀の金融政策決定会合
  • 11月3日(火):米中間選挙。報道された攻撃計画は選挙の後を想定

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動画:ANNnewsCH「イスラエルがイランへ再攻撃計画 核施設や要人標的もトランプ氏が中間選挙前で反対」(10月21日) YouTube で見る

出典

※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。