テスラ決算は22日朝、前回は翌日14.5%安 見どころは利益率・ロボタクシー・巨額投資 マスク氏の半導体工場「テラファブ」も
米テスラは21日(米国時間)の取引終了後、7〜9月期の決算を発表する。日本時間では22日の朝だ。前回は利益が予想に届かず、翌日の株価は14.5%下げた。今回は、車の利益率やロボタクシーに加え、マスク氏が進める半導体工場「テラファブ」への投資をどう語るかにも関心が集まる。
テスラによると、7〜9月の納車は48万6532台で、前年同期より2.1%少なかった。ただ、テスラがまとめた市場予想の46万1974台は5.3%上回った。生産は46万4391台で、作った台数より多く売った。家庭や電力会社向けの蓄電池の設置は13.7ギガワット時と、前年同期より9.6%増えた。
Zacksなどによると、市場予想は1株利益が0.44〜0.45ドル(前年同期0.50ドル)、売上高は約278億〜281億ドル。前回の4〜6月期は、売上高が282.4億ドルと予想を上回った一方、1株利益は0.33ドルと予想の約0.5ドルに届かなかった。規制クレジットを除いた自動車の粗利率は16.3%(1〜3月期は19.2%)に下がり、翌日の株価は14.5%安の319.69ドルで終えた。
今回の見どころは、車の利益率に加え、7つの都市圏で運行するロボタクシーと無人タクシー「サイバーキャブ」の広がり、2026年に250億ドルを超える設備投資の中身だ。ゴールドマン・サックスは、目先の利益よりも自動運転・ロボタクシー・人型ロボットの見通しが株価を左右するとみている。株価は16日に354.72ドルで終え、ロードスターの発表の勢いは続かなかった。
もう1つの注目が、テスラ・スペースX・xAIが3月に打ち出した半導体工場「テラファブ」だ。テキサス州知事室によると、グライムズ郡の量産工場は第1期だけで168億ドルを超え、3000人を雇う計画。ブルームバーグによると、ギガテキサスには約30億ドルの研究用の工場を建て、インテルの技術を使う。マスク氏は今月、研究用の工場で年に10ほどの設計を試したいと話した。今の世界の工場が作れる量は、必要な量の約2%しかないという。
日本の会社にもつながる。ブルームバーグは4月、テスラ側が東京エレクトロンなどの装置メーカーに、価格と納期の見積もりを求めたと報じた。一方で、半導体株を取り巻く空気は冷えている。米国の半導体株指数(SOX)は16日に3.83%下げ、8日続落と2008年以来の長さになった。工場づくりには長い時間がかかるとの見方もあり、決算でマスク氏がチップへの投資をどれだけの規模で語るかが焦点になる。
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| 決算発表 | 10月21日(米国時間)取引終了後、会見は日本時間22日 6:30 |
|---|---|
| 7〜9月の納車 | 48万6532台(前年比 −2.1%、予想を5.3%上回る) |
| 市場予想(1株利益) | 0.44〜0.45ドル(前年同期0.50ドル) |
| 前回 4〜6月期 | 1株利益0.33ドル(予想約0.5ドル)、翌日 −14.5% |
| 2026年の設備投資 | 250億ドル超 |
| テラファブ 量産工場 第1期 | 168億ドル超・3000人(8月、テキサス州知事) |
| 米半導体株指数 10/16 | −3.83%、8日続落(2008年以来) |
次に見るポイント
- 22日朝(日本時間)のテスラ決算:自動車の粗利率と設備投資の見通し
- マスク氏がテラファブへの投資をどう語るか
- 28日のアドバンテスト、29日のサムスン電子、30日朝のインテルの決算
- 米半導体株指数(SOX)の続落が止まるか
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