ダウ530ドル高、イラン協議の報道で原油安 ナスダックは横ばい
20日の米国市場で、ダウ平均は529.85ドル(1.02%)高の5万2495.88ドルで終えた。米国とイランの協議をめぐる報道で原油と金利が下がり、決算を受けた買いも入った。一方でAI関連株は売られ、ナスダックは横ばい、半導体株の指数SOXは小幅に下げた。
日向かなえ ・ 朝刊 05:29 ・ 2026年10月21日
20日のダウ平均は5万2495.88ドル(株探・CNBC・Yahoo Finance)。株探によると、上げ幅は一時700ドルを超えた。S&P500は21.84ポイント(0.28%)高の7712.57。ナスダック総合指数は6.07ポイント(0.02%)安の2万6424.82で、指数を算出するナスダックによると、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は32.53ポイント(0.29%)安の1万1283.81だった。
株探(みんかぶ)によると、上げのきっかけは米国とイランの協議をめぐる情報だ。協議が今週にも進み合意が近いとの未確認の情報が流れ、原油が下がり、米国債の利回りも下がった。その後、協議に関わる外交官が「合意が近いとの報道は不正確」と話したと伝わり、株は伸び悩んだが、プラス圏は保った。CNBCは、決算への楽観が相場を支えたと伝えている。
個別では決算が明暗を分けた。株探によると、3Mは予想を上回る決算と通期の見通しの引き上げで5.78%高、ノースロップ・グラマンは受注残が過去最高の約1100億ドルになり4.57%高。一方、GMは6.84%安だった(次の記事)。AI関連は、株探によると韓国のデータセンター企業エリスが上場初日に30%超下げたことで、AIブームが続くかへの不安が広がり、取引の始めに売られた。
30銘柄で計算するダウには3Mやノースロップ・グラマンなど決算で上げた銘柄の影響が大きく、ハイテクの比重が高いナスダックは前日並みにとどまった。半導体株の指数SOXは19日に1.61%上げて8日続落を止めたばかりで、20日はその上げの一部を返した。東京市場の半導体関連株は、米国の半導体株の流れを受けやすい。
この先は、大手の決算が続く。21日(米国時間)の取引終了後にテスラとメタが決算を出し、日本時間では22日の朝になる。月末には27〜28日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、29〜30日に日銀の金融政策決定会合がある。
数字で見る
| ダウ平均(10/20 終値) | 52,495.88ドル(+529.85ドル、+1.02%、株探・CNBC) |
|---|---|
| S&P500 | 7,712.57(+21.84、+0.28%) |
| ナスダック総合指数 | 26,424.82(−6.07、−0.02%、Nasdaq・CNBC) |
| SOX指数 | 11,283.81(−32.53、−0.29%、Nasdaq・CNBC) |
| ダウ平均の前日の終値(10/19) | 51,966.03ドル |
| 3M/ノースロップ・グラマン | +5.78%/+4.57%(株探) |
| SOXが19日の上げから返した割合 | 約18%(32.53÷179.05、ヨリビケ計算) |
次に見るポイント
- 21日(水)9:00 東京市場の寄り付き:原油安・金利低下と半導体株安のどちらが強く出るか
- 21日(米国時間、日本時間22日朝)テスラ・メタの決算
- 米国とイランの協議をめぐる、両国政府の正式な発表
出典
※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。



