33業種中27業種が上昇、非鉄が首位 小売は下落率首位
株探の集計(11時31分)では、東証33業種のうち27業種が上がり、6業種が下がった。上昇率の首位は非鉄金属(+3.10%)、下落率の首位は小売業(−0.69%)。20日の前場に下落率の1位・2位だった非鉄金属と銀行業が、そろって上昇率の上位に入った。
桐生レオン ・ 昼刊 11:48 ・ 2026年10月21日
上昇率の上位は非鉄金属(+3.10%)、銀行業(+2.37%)、精密機器(+2.12%)、保険業(+2.00%)、電気機器(+1.66%)の順だった(株探)。非鉄ではSWCC・JX金属・フジクラが上昇率の上位に並び、データセンター向けの電線を手がけるフジクラは4.20%高の4368円。銀行では三菱UFJフィナンシャル・グループが2.36%高の3430円だった(Yahoo!ファイナンス・株探)。ソフトバンクグループは100円(2.20%)高の4654円で、日経平均を80.91円押し上げた(株探)。
下げたのは内需の業種だ。下落率の上位は小売業(−0.69%)、ゴム製品(−0.64%)、パルプ・紙(−0.32%)(株探)。小売ではコスモス薬品が3.81%安、ビックカメラが3.17%安、イオンが2.07%安、ニトリHDが0.57%安だった(Yahoo!ファイナンス・株探)。日経も、ニトリHDやイオンの下げを伝えている。小売の下げの理由を直接伝える報道は前場の時点では見当たらないが、この日の円相場は1ドル=158円台前半と円安方向に動いており、円安は一般に、輸入品の仕入れの費用がかさむ小売にとって重荷になりやすい。
意外な所では自動車にも米国の決算の影響が及んだ。米ゼネラル・モーターズ(GM)は20日、半導体や鋼材、物流費の上昇を見込んで、2026年12月期の調整後EBIT(利払い・税引き前利益)見通しの上限を5億ドル引き下げ、株価は9%下げた(日経)。株探によると、日本の自動車大手の北米事業の収益性への懸念から、トヨタ自動車やホンダなどが朝方に逆行安となった。前引けではトヨタが0.29%安、ホンダは0.39%高まで戻し、輸送用機器の業種は0.14%安だった(Yahoo!ファイナンス・株探)。
業種の動きは前日から大きく入れ替わった。20日の前場は、AI投資への警戒と世界的な金利の上昇を背景に、電線を含む非鉄金属(−3.37%)と銀行業(−2.33%)が下落率の1位・2位だった(株探)。21日は、株探が前日までのリスク回避の動きが巻き戻されたと伝えたように、前日に大きく売られた非鉄と銀行に買い戻しが入った。米国では21日(米国時間)のテスラに続き、来週以降は大手IT企業の決算が控えている。
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| 東証33業種(10/21 11:31、株探) | 上昇27・下落6 |
|---|---|
| 上昇率の上位(株探) | 非鉄金属 +3.10%、銀行業 +2.37%、精密機器 +2.12%、保険業 +2.00% |
| 下落率の上位(株探) | 小売業 −0.69%、ゴム製品 −0.64%、パルプ・紙 −0.32% |
| 小売の主な銘柄 前引け(10/21) | イオン 1,135.5円(−2.07%)、ニトリHD 3,329円(−0.57%)、コスモス薬品 6,294円(−3.81%) |
| ソフトバンクG(9984)前引け | 4,654円(+100円、+2.20%)、寄与度 +80.91円(株探) |
| トヨタ/ホンダ 前引け | 3,093円(−0.29%)/1,811円(+0.39%) |
| 米GM(10/20発表) | 通期の調整後EBIT見通しの上限を5億ドル下げ、株価は9%下落(日経) |
次に見るポイント
- 21日(水)後場 小売・自動車など、前場に下げた業種が戻るか
- 米国時間21日(日本時間22日朝)テスラの決算(米国の自動車の需要とコスト)
- 23日(金)8:30 日本の9月の全国消費者物価
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