アドバンテスト、一時5.6%高も前引け1.3%高 上げ幅の77%を手放す
アドバンテストは買い気配で始まり、9時28分に前日比1910円(5.63%)高の3万5780円をつけた。その後は売りに押され、前引けは440円(1.30%)高の3万4310円だった。日経平均を押し上げた分も、11時時点の約177円から前引けでは約95円に縮んだ。
桐生レオン ・ 昼刊 11:48 ・ 2026年10月21日
アドバンテストは3万5270円で寄り付き、9時28分に3万5780円まで上げた(日経・Yahoo!ファイナンス)。その後は上げ幅を縮め、10時6分には前日比60円高の3万3930円まで下げた。前引けは3万4310円(Yahoo!ファイナンス・株探)。同じ半導体製造装置の東京エレクトロンは1.78%高の1万265円(高値は1万425円)、メモリーのキオクシアHDは3.20%高の1万3560円(高値は1万4145円)で、主力の半導体株はそろって朝の高値から上げ幅を縮めた。
朝の買いの理由について、日経は、スペースXの決算でAI事業が市場予想を上回る伸びを見せ、巨額投資への懸念が和らいだことを挙げた。日経によると、マスク氏は20日、半導体製造装置などのサプライヤーが、同氏が計画する半導体の量産工場「テラファブ」への製品供給を加速していると述べたと伝わった。株探は、マスク氏がテスラとの統合の検討を正式に認めたことも、AI関連株への買いに波及したとしている。アドバンテストは、半導体が正しく動くかを調べる検査装置(テスター)の大手だ。
伸び悩んだのは、米株価指数先物の上げが急速に鈍ると、東京でも利益確定の売りが強まったためだと日経は伝えた。株探の集計では、アドバンテストの日経平均への寄与度は11時時点の+176.91円から、前引けでは+94.93円まで縮んだ。20日も前場は1.57%高の3万4990円だったが、終値は3万3870円と前日比で下げており、2日続けて朝の上げを保てない形になった。
AI向けの需要の強さ自体は、21日の統計でも確かめられた。財務省の9月の貿易統計では、半導体等製造装置の輸出が前年同月比43.9%増、半導体等電子部品が49.4%増だった。日経が伝えた市場の声では、AI・半導体株が本格的に戻るかどうかは、今月末から本格化する決算の内容を見極めた後になるとの見方がある。アドバンテストの決算発表は28日15時30分の予定(会社のIRカレンダー)。
数字で見る
| アドバンテスト 前引け(10/21 11:30) | 34,310円(+440円、+1.30%) |
|---|---|
| アドバンテスト 前場の高値(9:28) | 35,780円(+1,910円、+5.63%、日経・Yahoo!ファイナンス) |
| アドバンテスト 前場の安値(10:06) | 33,930円(前日比 +60円) |
| 日経平均への寄与度(株探) | 11:00 +176.91円 → 前引け +94.93円 |
| 東京エレクトロン 前引け | 10,265円(+180円、+1.78%)、高値 10,425円 |
| キオクシアHD 前引け | 13,560円(+420円、+3.20%)、高値 14,145円 |
| アドバンテスト 決算発表(会社のIRカレンダー) | 10月28日(水)15:30 2026年度第2四半期 |
次に見るポイント
- 21日(水)後場 寄与度の大きいアドバンテスト・東京エレクトロンが、朝の上げをどこまで保てるか
- 米国時間21日(日本時間22日朝)テスラ・メタの決算(AI向けの投資計画)
- 28日(水)15:30 アドバンテストの2026年度第2四半期決算
出典
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