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朝刊 | 決算

ネットフリックス時間外で一時6%安 広告収入の見通しを約27億ドルに下げる

米ネットフリックスは20日の取引終了後に7〜9月期の決算を発表し、株価は時間外の取引で一時6%あまり下げた。売上高は12%増と会社の計画どおりだったが、2026年の広告収入の見通しを約30億ドルから約27億ドルに下げた。年間の売上の見通しは約511億ドルで、従来の幅の中間を0.2%下回る。

日向かなえ ・ 朝刊 05:29 ・ 2026年10月21日
ネットフリックス時間外で一時6%安 広告収入の見通しを約27億ドルに下げる
画像:ヨリビケ(AI生成)
ネットフリックス 2026年の売上見通し(絞り込み後)
511億ドル
時間外の取引で一時約4%安

会社がSECに届け出た株主への手紙によると、7〜9月期の売上高は128億7400万ドル(前年同期比12%増)、営業利益は44億5900万ドル(37%増)、営業利益率は34.6%(前年同期28.2%)、1株利益は0.87ドル(同0.59ドル)だった。株探によると営業利益は3四半期続けて過去最高。株価は通常の取引を1.66%安の68.69ドルで終え、株探によると発表直後の時間外(日本時間5:02)は64.45ドル(6.17%安)まで下げた。CNBCでは5:38時点で65.20ドル(5.08%安)だった。

下げの理由として目立つのが広告だ。会社は2026年の広告収入を約27億ドルと、従来の約30億ドルから下げた。理由は、一部の広告の機能の導入が少し遅れていること。一方で、会員からの収入は予想を上回ったとしている。年間の売上高の見通しは511億ドル(13%増)で、従来の見通しの幅の中間を0.2%下回る。10〜12月期は売上高134億ドル(12%増、株探によると市場予想を下回る)、営業利益率26.0%を見込む。人員削減の費用で、利益率は約1.2ポイント押し下げられる。

会社は視聴時間の伸びへの投資家の心配にも触れ、値上げへの会員の反応は過去の値上げと同じで、見られ方は健全だと説明した。7〜9月期には過去最大の48億ドル(6390万株)の自社株買いをし、まだ223億ドルの枠が残る。株探によると、会社は最高コンテンツ責任者(CCO)らを解任し、全従業員の約6%にあたる約1000人を減らす。

日本との関わりもある。会社の手紙によると、7〜9月期の『Plastic Beauty』は日本で最も多く見られたシリーズになる勢いだ。広告付きのプランは2027年に15か国へ広げる計画で、最初は3月から。広告収入の見通しの引き下げは、動画配信に広告を出す側、広告の仕組みを売る側の会社の見方にも関わる。

この先は、10〜12月期にNFLの感謝祭前夜・クリスマスの試合など、これまでで最大のライブ番組が並ぶ。広告収入の伸びと視聴時間が、次の決算の焦点になる。

数字で見る

ネットフリックス 終値(10/20)68.69ドル(−1.16ドル、−1.66%、Nasdaq・CNBC)
時間外(10/21 5:02/5:40)64.45ドル(−6.17%、株探)/65.27ドル(−4.98%、株探)
売上高(7〜9月期)128億7400万ドル(前年同期比 +12%、同社発表)
営業利益/営業利益率44億5900万ドル(+37%)/34.6%
2026年の売上高見通し511億ドル(+13%、従来の幅の中間を0.2%下回る)
2026年の広告収入見通し約27億ドル(従来 約30億ドル)
10〜12月期の見通し売上高 134億ドル、営業利益率 26.0%
ヨリビケの見方広告収入の見通しの引き下げ(約3億ドル)は、2026年の売上の見通し(511億ドル)の約0.6%にあたる。7〜9月期の自社株買い(48億ドル)は、同じ期の営業利益(44億5900万ドル)を上回った(会社の数字からヨリビケ計算)。

次に見るポイント

  • 21日(水)米国の通常の取引で、時間外の下げがどこまで続くか
  • 10〜12月期 NFL の試合などライブ番組と広告収入の伸び
  • 2027年3月 広告付きプランを新たな国で開始(会社の計画)
この話題を伝えた動画今日の1分朝刊(10/21)日向かなえ

出典

※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。