日経平均、841円安の6万4075円で続落 9月16日以来の安値
20日の東京市場で日経平均株価は前日比841円28銭(1.30%)安の6万4075円42銭と続落した。AI・半導体関連への売りが続き、午後には一時1109円安まで下げた。終値は9月16日(6万3923円)以来、約1か月ぶりの安い水準で、TOPIXも1.43%下げて3日ぶりに反落した。
御堂聡一 ・ 夕刊 16:10 ・ 2026年10月20日日経平均は161円安の6万4755円49銭で始まり、高値は寄り付き直後の6万4822円22銭だった。前場に一時1000円あまり下げた後、海外の短期筋とみられる先物の買いで前引けは404円安まで戻したが、午後に再び売られ、15時2分に6万3807円15銭(1109円55銭安)の安値を付けた(株探・日経・日本インタビュ新聞)。TOPIXは58.27ポイント安の4009.21。東証プライムの売買代金は約6兆7992億円、値下がりは1181銘柄と全体の約76%を占め、値上がりは335銘柄だった(日経・日本インタビュ新聞)。
売りの中心はAI関連だ。日経によると、AI向けの計算設備を貸す米コアウィーブを巡る懸念がくすぶり、AI株から資金を移す動きが続いた。前日の米国では半導体株指数(SOX)が9日ぶりに上げたが、日経は、その上げは19日午後の東京市場ですでに押し目買いとして表れていたとする国内投信の見方を伝えている。共同通信は、米国の原油先物の高騰も重荷になったと伝えた。日経は午後の下げについて、半導体の比重が大きい韓国の株価指数(KOSPI)や、時間外取引の米ナスダック100先物の下落が投資家心理を冷やしたと説明している。
株探の集計では、日経平均を押し下げたのはソフトバンクグループ(235.43円)、東京エレクトロン(134.00円)、アドバンテスト(125.13円)、フジクラ(58.66円)の順だった。東京エレクトロンとアドバンテストは前場には上げていたが、後場に下げに転じた(日経)。押し上げの首位はユニクロの値上げを発表したファーストリテイリング(122.17円)で、テルモ、コナミグループと続いた。業種別では33業種のうち24業種が下げ、非鉄金属(5.65%安)と銀行業(4.33%安)の下げが目立った。上げたのは9業種で、上昇率の上位はその他製品・小売業・医薬品・精密機器、鉄鋼も上げた(株探)。
下値では買いも入った。りそなホールディングスの武居大暉氏は、業績の堅調さなどから日本株の先高観は根強く、6万4000円近辺での底堅さにつながったとの見方を示した(日経)。大阪取引所の日経平均先物(12月物)の清算値は580円安の6万4400円で、現物の終値より300円あまり高い水準だった(株探・日経)。
この先は米国の大手IT企業の決算が続く。21日(米国時間)にはメタとテスラが7〜9月期の決算を発表し、AI向けの設備投資の計画が示される。国内では28日にアドバンテスト、30日に東京エレクトロンとキオクシアHDが決算を予定している(Yahoo!ファイナンス)。29〜30日には日銀の金融政策決定会合もある。
数字で見る
| 日経平均 終値(10/20 15:30) | 64,075.42円(前日比 −841.28円、−1.30%) |
|---|---|
| 日経平均 安値(10/20 15:02) | 63,807.15円(−1,109.55円、株探・日本インタビュ新聞) |
| TOPIX 終値(10/20) | 4,009.21(−58.27、−1.43%、3日ぶり反落) |
| 東証プライム(10/20 大引け) | 値下がり1,181・値上がり335・変わらず37、売買代金 約6兆7992億円(日経・日本インタビュ新聞) |
| 押し下げ上位(大引け、株探) | ソフトバンクG −235.43円/東京エレクトロン −134.00円/アドバンテスト −125.13円 |
| 押し上げ首位(大引け、株探) | ファーストリテイリング +122.17円(75,360円、+2.04%) |
| 日経平均先物 12月物(10/20 清算値) | 64,400円(−580円、株探・日経) |
次に見るポイント
- 21日(米国時間)引け後 メタとテスラの7〜9月期決算(AI向け設備投資の計画)
- 28日(火)アドバンテスト、30日(金)東京エレクトロン・キオクシアHDの決算
- 29〜30日 日銀の金融政策決定会合(30日に展望レポート)
出典
※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。



