アマゾン4.98%高、モルガン・スタンレーが「トップピック」に AWSの2027年の売上の伸びを47%と予想 先週の下げを1日で埋める
19日の米国市場で、アマゾン・ドット・コムの株価は12.45ドル(4.98%)高の262.45ドルで終えた。モルガン・スタンレーのアナリストが同社を注目銘柄の筆頭(トップピック)に挙げ、クラウド事業AWSの成長の見通しを引き上げた。株価は先週1週間の下げをほぼ取り戻した。
日向かなえ ・ 朝刊 05:50 ・ 2026年10月20日
アマゾンの終値は262.45ドル(株探・Yahoo Finance)。24/7 Wall St.とInvesting.comによると、モルガン・スタンレーのブライアン・ノワク氏は投資判断「オーバーウェート」を据え置き、目標株価を335ドルから350ドルに上げた。同じ日、マイクロソフトは0.84%、アルファベット(C株)は0.96%上がった(株探)。
理由はAWSの伸びだ。モルガン・スタンレーは、AWSの売上高の伸びを2027年は47%(従来41%)と予想する(24/7 Wall St.・Investing.com)。24/7 Wall St.によると、2028年は42%(同37%)とし、エヌビディアが「AWSが2027〜28年に約200万個のGPUを導入する見込み」と示したことを根拠の1つに挙げた。なお、目標株価や成長率はモルガン・スタンレーの見方で、ヨリビケの予想ではない。
波及の大きさを示すのが設備投資だ。24/7 Wall St.によると、モルガン・スタンレーはアマゾンの設備投資を2027年3550億ドル、2028年3650億ドルと見込む。データセンターへの投資は、GPUなどの半導体だけでなく、建物、受電・変電などの電力設備、冷却、サーバーどうしをつなぐ光ファイバーや電線にも広がる。大手の投資計画は、こうした業種の需要とつながっている。
先週は、AI関連企業の借入への不安から、アマゾンも16日に250ドルまで下げていた。19日は、AI向けクラウドの成長への期待が買いにつながった形だ。一方、Investing.comは、投資家の関心が設備投資の行方にも向いているとしている。
アマゾンは29日(米国時間)の取引終了後に7〜9月期の決算を発表する予定だ(24/7 Wall St.・Investing.com)。AWSの売上の伸び率と、設備投資の見通しが焦点になる。その前の21日には、同じくAIに大きく投資するメタが決算を出す。
数字で見る
| アマゾン 終値(10/19) | 262.45ドル(+12.45ドル、+4.98%、株探・Yahoo Finance) |
|---|---|
| 前週末の終値(10/16) | 250.00ドル |
| 10/9 の終値 | 262.43ドル(Yahoo Finance) |
| モルガン・スタンレーの目標株価 | 335ドル → 350ドル(オーバーウェートを据え置き) |
| AWS の売上の伸び(モルガン・スタンレーの予想) | 2027年 47%(従来41%)、2028年 42%(従来37%、24/7 Wall St.) |
| アマゾンの設備投資(モルガン・スタンレーの予想) | 2027年 3550億ドル、2028年 3650億ドル(24/7 Wall St.) |
| 決算発表 | 10月29日(米国時間、取引終了後) |
次に見るポイント
- 21日(米国時間、日本時間22日朝)メタの決算:AI向けの設備投資の計画
- 29日(米国時間)アマゾンの決算:AWSの伸び率と設備投資の見通し
- アナリストの評価は会社ごとに異なる(ほかの証券会社の判断の変更)
出典
※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。



