ソフトバンクG6%安、レゾナック10.8%安 AI関連の売りは電線株にも
AI関連株が売られ、ソフトバンクグループ(SBG)は6.01%安の4554円、半導体材料のレゾナック・ホールディングスは10.80%安の1万3875円で終えた。データセンター向けの光ファイバーを手がけるフジクラなど電線株もそろって6〜7%下げ、非鉄金属は業種別の下落率で首位だった。
御堂聡一 ・ 夕刊 16:10 ・ 2026年10月20日SBGは4733円で寄り付いた後に下げ幅を広げ、4520円まで下げて4554円(291円安)で終えた(株探・Yahoo!ファイナンス)。レゾナックは1万5640円で始まり、午後に下げが加速して15時10分に1万3810円を付け、東証プライムの値下がり率で2位だった(日経)。適時開示(TDnet)には19日・20日とも同社の開示は見当たらず、株探は値下がり率の一覧で同社をデータセンター関連に分類した。メモリーのキオクシアHDも3.38%安の1万3140円、東京エレクトロンは2.56%安、アドバンテストは1.68%安と、製造装置株も後場に下げに転じた(株探・Yahoo!ファイナンス)。
背景には先週から続くAI投資への警戒がある。日経によると、米コアウィーブを巡る懸念が先週から広く伝わり、AI企業の資金調達や中東情勢などで不確実性が増すなか、AI株から資金を移す動きが続いた。株探(MINKABU)は、コアウィーブ発の信用不安がAI・半導体株を直撃するなかで、SBGの信用リスクを示すCDS(社債が返せなくなるときに備える保険料)が約4年ぶりの高水準に上がったと伝わっており、株価の重荷になったとみられると伝えた。SBGは同日、株探の寄与度で日経平均を235円押し下げ、1銘柄で最大の下げ要因だった。
売りはデータセンターに部材を納める側にも広がった。フジクラは6.47%安の4192円、住友電気工業は6.13%安、古河電気工業は5.90%安、SWCCは7.28%安で、日経は午後に電線株と、村田製作所や太陽誘電などの積層セラミックコンデンサー関連が下げたと伝えた。株探の業種別では非鉄金属が5.65%安と33業種で下落率首位。韓国でもKOSPIが215.27ポイント(3.73%)安の5552.74で終え、AI関連の売りはアジアの半導体株全体に及んだ(聯合ニュース・ネイバー証券)。
一方で、AI関連の売りの受け皿になった銘柄もある。日経は前場の段階で、AI半導体株から流れた資金が外食などの内需株に向かっていると伝えた。大引けの業種別でも、上昇率の上位はその他製品(任天堂・バンダイナムコHD)、小売業(吉野家HD)、医薬品だった(株探)。
この先は、AIに巨額の投資をする米国企業の決算で、設備投資の計画が続くかどうかが焦点になる。21日(米国時間)のメタ、来週以降のマイクロソフトやアマゾンの決算のほか、国内では28日にアドバンテスト、30日にキオクシアHDと東京エレクトロンが発表する予定だ(Yahoo!ファイナンス)。株探によると、SBGの決算は11月10日、レゾナックは11月11日、フジクラは11月10日の予定。
数字で見る
| ソフトバンクG(9984)終値(10/20) | 4,554円(−291円、−6.01%)、安値 4,520円 |
|---|---|
| レゾナックHD(4004)終値(10/20) | 13,875円(−1,680円、−10.80%)、安値 13,810円(15:10) |
| 電線株 終値(10/20) | フジクラ −6.47%/住友電工 −6.13%/古河電工 −5.90%/SWCC −7.28% |
| 製造装置・メモリー 終値(10/20) | 東京エレクトロン −2.56%/アドバンテスト −1.68%/キオクシアHD −3.38% |
| 非鉄金属(業種、10/20 大引け、株探) | −5.65%(33業種で下落率首位) |
| 韓国KOSPI 終値(10/20) | 5,552.74(−215.27、−3.73%、聯合ニュース・ネイバー証券) |
| SBGの寄与度(10/20 大引け、株探) | 日経平均を −235.43円押し下げ |
次に見るポイント
- 21日(米国時間)メタの決算(AI向け設備投資の計画)
- 28日(火)アドバンテスト、30日(金)キオクシアHD・東京エレクトロンの決算
- 11月10日 SBG・フジクラ、11月11日 レゾナックの決算(株探)
出典
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