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ニデック、一時1749円で約10年ぶり安値 調査委が歴代5社長らの賠償責任認定

ニデック(6594)の株価は19日9時1分に1749円まで下げ、日経によると2016年以来約10年ぶりの安値をつけた。会計不正を受けて設けた役員責任調査委員会が16日、創業者の永守重信氏ら歴代5人の社長を含む9人に損害賠償責任があると結論づけた。報告書の詳しい内容は20日に開示される予定。

桐生レオン ・ 昼刊 12:02 ・ 2026年10月19日
動画:テレ東BIZ「永守氏らに損害賠償請求へ ニデック 法令違反を認定【WBS】」 YouTube で見る
ニデック 本日の安値(10/19 9:01)
1,749円
前引け 1,776円(-1.33%)

ニデックは前週末比51円(2.83%)安の1749円まで下げ、年初来安値を更新した(日経・株探・Yahoo!ファイナンス)。安値をつけたのは寄り付き直後の9時1分で、前引けは24円(1.33%)安の1776円と、やや下げ幅を縮めた。

ニデックは16日、役員責任調査委員会から報告書を受け取ったと開示した。共同通信・ロイターによると、委員会は永守重信氏、小部博志氏、吉本浩之氏、関潤氏、岸田光哉氏の歴代5社長を含む計9人について、会社法上の損害賠償責任、または執行役員としての義務違反による責任を認めた。ニデックは損害賠償請求を含む法的措置を検討し、速やかに対応するとしている。委員会は3月に外部の弁護士ら3人で設けられ、2020年度から2025年6月末までに在任した役員を調べていた(共同通信)。

株価の下げは今回が初めてではない。監査法人は2026年3月期の有価証券報告書について「意見不表明」とし、10月1日には上場廃止のリスクが意識されて株価が大きく下げ、年初来安値をつけた(ロイター)。共同通信は、上場を維持できるかの判断は年内になる可能性があり、管理体制の立て直しが焦点だと伝えている。ロイターによると、大株主のオアシスは保有比率を約9%に高め、ニデックに非公開化の検討を求めている。

ニデックは精密小型モーターや車載・産業用のモーターを手がける大手で、時価総額は前引け時点で約2兆1180億円(株探)。今回の認定は責任の有無を示したもので、現時点で損害の額は示されていない。報告書の内容によっては、損害の範囲や請求の相手・金額、経営体制の見直しが次の論点になる。

この先は、20日の報告書の開示で、不正の経緯や損害の範囲がどこまで示されるかが焦点になる。あわせて、監査意見の取得と上場維持の判断に向けた動きも見たい。

数字で見る

ニデック 前場の安値(10/19 9:01)1,749円(前週末比 −51円、−2.83%)、約10年ぶり安値(日経)
前引け(10/19 11:30)1,776円(−24円、−1.33%)
年初来高値(9/24)2,941円(株探・Yahoo!ファイナンス)
賠償責任を認めた人数(10/16 調査委)9人(歴代5社長を含む、共同・ロイター)
報告書の詳しい内容の開示10/20 予定(共同・ロイター)
時価総額(10/19 11:30)約2兆1180億円(株探)
ヨリビケの見方今日の安値1749円は、9月24日につけた年初来高値2941円から40.5%下の水準で、1か月足らずで株価の約4割が失われた計算になる。

次に見るポイント

  • 20日(火)役員責任調査委員会の報告書の詳しい内容の開示
  • 監査意見の取得に向けた動き
  • 東証による上場維持の判断(共同通信によると年内の可能性)
この話題を伝えた動画今日の1分昼刊(10/19)桐生レオン

出典

※情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身で。